大矢崎信哉

大矢崎信哉（おおやざき しんや / のぶや、1903年5月20日 - 没年不明）は、大正から昭和にかけて活躍した大相撲力士です。
秋田県北秋田郡田代町（現在の秋田県大館市）出身で、本名は木越 信哉（きごし しんや）でした。

初土俵は1920年5月場所で、峰崎部屋に入門。
その後、片男波部屋、伊勢ノ海部屋、花籠部屋と所属部屋を移籍しました。
最高位は十両2枚目です。

1925年1月場所で十両に昇進し、順調に番付を上げていきました。
1926年1月場所には西十両2枚目まで進みましたが、この場所で負け越してしまいます。
その後は番付を徐々に下げ、1927年1月場所には幕下へと陥落しました。

同年10月場所で再び十両に返り咲きましたが、この場所と翌場所も負け越し、再び幕下へ。
1928年5月場所で3度目の十両昇進を果たし、以降6場所連続で十両を務めました。
しかし、1930年1月場所で幕下に落ち、同年10月場所で力士を廃業しました。

大矢崎信哉の相撲人生は、決して平坦なものではありませんでした。
十両昇進後、一時的に上位に進出するも、その後は番付を下げ、幕下との往復を繰り返しました。
それでも、3度の十両昇進を果たすなど、粘り強さを見せました。

また、大矢崎信哉の甥には、伊勢ヶ濱部屋に所属していた元十両力士の大矢崎武男がいます。

参考文献

小池謙二『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、医聖社、1986年
昭和の大相撲刊行委員会/編『昭和の大相撲 資料編』TBSブリタニカ、1989年

関連項目

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外部リンク

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