大石愛子

大石愛子

大石愛子（おおいし あいこ、1970年10月13日 - ）は、愛知県大府市出身の日本の柔道家。現役時代は66kg級で活躍した選手で、身長は166cm。得意技は内股。

人物

大石愛子は、バルセロナオリンピック78kg級金メダリストの吉田秀彦や、63kg級でオリンピック2連覇を達成した谷本歩実など、数々の名選手を輩出している大石道場の指導者、大石康の長女として生まれた。弟の大石公平は大成中学校・高等学校女子柔道部の監督を務めており、妹の大石いづみも全国レベルで活躍していたという、柔道一家に育った。

経歴

大石は中学時代から体重別選手権に出場し、桜丘高等学校2年の時には66kg級で2位に入賞するなど、早くからその才能を発揮した。全国高校選手権ではオール一本勝ちで優勝を飾った。高校3年の時には、無差別で行われていた女子の金鷲旗で3位に入賞した。

1989年に筑波大学に進学すると、2年の時には強化選手選考会で優勝を果たした。3年の時には同大会で2連覇を達成し、正力杯でも優勝を果たした。

1993年に横浜そごうに入社後も、強化選手選考会で2年ぶり3度目の優勝を飾ると、福岡国際では3位に入賞した。1994年には選抜体重別で優勝し、広島で開催されるアジア大会の代表に選出された。アジア大会の決勝では、当時の世界チャンピオンであった曺敏仙（チョ・ミンソン）に攻め込まれながらも、終了1秒前に払腰で効果を奪い、劇的な勝利を収めて優勝。24歳の誕生日を自ら祝う形となった。1995年には、アジア選手権の決勝で台湾の呉玫玲（ウー・メイリン）に敗れて2位となったものの、世界選手権で石橋千里が9位に終わり、日本が獲得できていなかったオリンピック出場枠をもたらした。しかし、1996年の体重別では2回戦で土浦日大高校3年の一見理沙に効果で敗れ、アトランタオリンピックへの出場は叶わなかった。

主な戦績

1987年 - 体重別選手権 2位
1988年 - 全国高校選手権 優勝
1988年 - 金鷲旗 無差別 3位
1990年 - 強化選手選考会 優勝
1991年 - 強化選手選考会 優勝
1991年 - 正力杯 優勝
1993年 - 強化選手選考会 優勝
1993年 - 福岡国際 3位
1994年 - 選抜体重別 優勝
1994年 - アジア大会 優勝
1995年 - アジア選手権 2位

関連項目

大石道場

外部リンク

* 大石愛子 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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