大石橋

大石橋（おおいしばし）

大石橋は、長野県上田市を流れる千曲川に架かる橋梁です。全長194.66メートル、幅員8.0メートルの道路橋として、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしています。

概要

大石橋は、上田市石井（左岸）と同市大屋（右岸）を結んでいます。この橋の名前は、所在地名に由来しています。現在の橋は2004年（平成16年）3月20日に開通しました。

歴史

大石橋の歴史は古く、その始まりは1918年（大正7年）に遡ります。当初は丸子鉄道の千曲川鉄橋として建設されました。

1918年（大正7年）11月21日： 丸子鉄道の千曲川鉄橋として初代大石橋が開通。
完成当初、橋梁は台形の平行ポニーワーレン構造が4つ、大屋側に設置され、ノーアーチプレート構造が2つ、石井側に設置されていました。
1928年（昭和3年）8月： 大雨による千曲川の増水で、石井側の橋梁2つが流失。その後、九州から曲線形ポニーワーレン構造2つが運ばれ、再建されました。
1969年（昭和44年）4月19日： 上田丸子電鉄丸子線が廃止。この時点で、鉄橋は道路橋として再活用されることが決定し、解体を免れました。
1971年（昭和46年）9月： 道路橋としての大石橋が開通。当時、上田市に架かる永久橋としては、上田橋・大屋橋に次いで3番目の橋でした。
初代の大石橋は、鉄橋を再利用したため幅員が狭く、時間帯によって片側通行となる信号機が設置されていました。
2001年（平成13年）9月11日： 台風による千曲川の増水で、大屋側の橋梁の一部が破損。これにより、橋は解体されることになりました。
2004年（平成16年）3月20日： 2車線の道路橋として再建され、開通しました。現在の橋梁は、この時に新しく建設されたものです。

周辺情報

大石橋の周辺には、以下の施設があります。

しなの鉄道線 大屋駅
大屋郵便局

外部リンク

* 空から眺める千曲川・犀川 - 国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所

大石橋は、その長い歴史の中で、鉄道橋から道路橋へと姿を変えながら、地域の人々の生活を支え続けてきました。現在の橋は、2004年に再建されたもので、安全で快適な通行を可能にしています。

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