大石正光

大石正光（おおいし まさみつ）

大石正光は1945年1月28日生まれの日本の政治家です。彼は公益財団法人緑の地球防衛基金の理事長を務めるなど、環境問題にも積極的に関与しています。彼の政治キャリアは、参議院議員を1期、衆議院議員を5期、さらには参議院財政金融委員長など多岐にわたります。父の大石武一は、農林大臣や環境庁長官として知られる政治家です。

経歴

大石は宮城県仙台市で生まれました。彼は立教大学文学部史学科を卒業した後、アメリカのウィットワース大学で政治学を学びます。帰国後、国土計画（現在のプリンスホテル）で働き始め、父の秘書として政治の世界に足を踏み入れました。特に1976年には、父が農林大臣に就任した際の秘書官としての役割を果たしました。

自民党への参加

1986年、大石は第38回[[衆議院議員総選挙]]に自由民主党公認として立候補し、初当選を果たします。彼は父が属していた中曽根派に所属し、その後渡辺派に移籍しました。しかし、1993年には政治改革四法案に反対し、自民党を離党します。1994年には西岡武夫などと共に「改革の会」を結成し、その後自民党を離れた元首相の海部俊樹を党首に自由改革連合を結成しました。

新進党への転身

1994年12月に自由改革連合は解党し、大石は新進党の結党に参加します。1996年の第41回[[衆議院議員総選挙]]では新進党公認で宮城6区に立候補しましたが、自民党の菊池福治郎に僅差で敗れました。この際、比例代表に重複立候補していなかったため、議席を獲得できませんでした。しかし、菊池は公職選挙法違反により議員辞職し、次の選挙で大石は新進党を離党し、自民党に復党を求めましたが、拒否されました。

民主党への加入と当選

1997年には宮城6区の補欠選挙に無所属で立候補しましたが、自民党の小野寺五典に再び敗れます。しかし、その後の2000年に小野寺が選挙中に有権者に物品を配布していたことが明らかになり、彼は議員辞職。その結果、大石は民主党に入党し、補選に出馬して当選を果たします。

参議院進出とその後

2003年の第43回[[衆議院議員総選挙]]では再び小野寺に敗北し落選しますが、2004年には参議院議員に転身し、比例区から立候補して当選します。2009年には参議院財政金融委員長に就任しましたが、2010年には民主党への逆風が影響し、再び落選します。2021年には春の叙勲で旭日重光章を受章しています。

趣味と個人の背景

大石の座右の銘は「温故知新」と「臥薪嘗胆」であり、彼はスキューバーダイビングなどが趣味です。彼の家族も政治家としての道を歩んでおり、父・大石武一は衆議院議員や農林大臣を務め、祖父の大石倫治も衆議院議員として活躍しました。大石氏はその血筋を受け継ぎながら、多彩なキャリアを歩んできる姿勢を見せています。

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