大胡純

大胡純（おおご じゅん）

大胡純は、弘化4年（1847年）に生まれ、明治40年（1907年）5月27日に没した、幕末の水戸藩士であり、明治時代には公吏、東京市区長として活躍しました。

生涯

大胡純は、水戸藩士である大胡資敬の子として、後の茨城県に生まれました。文久2年（1862年）に江戸へ上り、千葉道三郎の門下で剣術を学びましたが、父と共に禁固5年の処分を受けました。明治2年（1869年）には、箱館戦争で軍功を挙げました。

明治4年（1871年）には水戸藩権少属に任じられ、明治13年（1880年）に東京府へ出仕し、土木課長に就任しました。その後、明治24年（1891年）6月には参事官となり、日本橋区長、市区改正課長、本所区長、麹町区長を歴任しました。

大胡純は、激動の時代を生き抜き、幕末の水戸藩士として、そして明治の東京府の行政官として、その才能を発揮しました。剣術修行から箱館戦争での活躍、そして東京の都市計画に携わるなど、多岐にわたる分野で貢献した人物として知られています。彼の業績は、今日の東京の発展にも繋がっています。

参考文献

* 大植四郎 編『国民過去帳 [明治]]之巻』尚古房、1935年。[https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1262271。

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