大蔵高丸

大蔵高丸（おおくらたかまる）

大蔵高丸は、山梨県大月市と甲州市の境界に位置する標高1781メートルの山です。この山は、山梨百名山の一つとして選ばれています。

概要

大菩薩嶺から南へ連なる小金沢[[山]]稜（または小金沢連嶺）の一部を構成し、小金沢[[山]]の主峰から牛奥ノ雁ヶ腹摺山、黒岳、白谷ノ丸、湯ノ沢峠を経て大蔵高丸へと至ります。

山名の由来は、甲州市側の大蔵沢上流に位置する高い山であることから名付けられました。「丸（マル）」は、朝鮮語で峰を意味する言葉に由来すると言われています。

甲斐国志には、甲斐国の東の守りとして「初鹿野山」という記述がありますが、これは大蔵高丸から南の大谷ヶ丸にかけての一帯を指すとされています。

山頂と南側のハマイバ（破魔射場）からは、美しい富士[[山]]の眺望が開け、秀麗富嶽十二景の一つに選ばれています。特に、湯ノ沢峠から山頂、そしてハマイバへと続く登山コースは、四季折々の花々が咲き誇る美しいコースとして知られています。

主な登山コース

湯ノ沢峠からのコース: 湯ノ沢峠から山頂までは約30分です。湯ノ沢峠までは県営林道焼山沢真木線が通っており、駐車スペースも利用可能です。公共交通機関を利用する場合は、中央本線甲斐大和駅からタクシーで湯ノ沢峠までアクセスできます。
大月駅からのコース: 中央本線大月駅から富士急バスに乗り、ハマイババス停で下車します。そこから県営林道真木小金沢林道、湯ノ沢峠を経由するコースです。ただし、バス停から湯ノ沢峠までは林道歩きが長く、約3時間かかります。
大菩薩峠方面からのコース: 石丸峠、小金沢[[山]]、牛奥ノ雁ケ腹摺山を経由するコースです。縦走を楽しむことができます。
南側からのコース: ハマイバ丸、天下石、米背負峠、大倉沢林道を通って甲斐大和駅に至るコースです。大倉沢林道を下った先にはやまと天目山温泉があり、温泉で汗を流した後に甲斐大和駅へバスで向かうことができます。

近隣の山

ハマイバ
牛奥ノ雁ヶ腹摺山

外部リンク

* 雁ケ腹摺山コース - 大月市観光協会

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