大行司駅

大行司駅の概要

大行司駅（だいぎょうじえき）は、福岡県朝倉郡東峰村宝珠山に位置しており、 JR九州が運営する日田彦山線BRT（ひこぼしライン）のバス停にもなっています。駅としての機能も持つが、2017年に発生した九州北部豪雨の影響により、現在は鉄道運行が休止中となっています。

駅の歴史

大行司駅は1946年9月20日に彦山線が宝珠山から延伸された際に終着駅として開業しました。その後、1960年に日田線との統合により日田彦山線に所属しました。1971年からは業務委託駅となり、1980年には日田彦山線普通列車が全列車停車するようになりました。

1984年には駅員が配置されなくなり、1987年には国鉄分割民営化に伴い九州旅客鉄道が運営を引き継ぎました。2001年には無人駅となり、その後、2017年の豪雨により駅舎が倒壊しました。駅舎は古い木造で、復元工事が2019年に完了し、駅名の由来にもなった相撲界の立行司の揮毫が掲示されています。

駅構造

現在の大行司駅は、日田彦山線BRT専用道の途中駅となっており、バス停留所へのアクセスは77段の階段を上る形で構成されています。駅には待合ブースが設けられ、そのデザインには地元特産の小石原焼の技法が取り入れられています。昔のプラットホームも残置されていますが、バリアフリー施設は整っていません。

周辺施設

駅の近隣には、国道211号が通っており、この国道は日田彦山線と並行しながら東峰村宝珠山地区の中心集落を形成しています。当駅は東峰村役場宝珠山庁舎に最も近い駅でもあり、地域の交通の要所となっています。その他の周辺施設には、宝珠山郵便局や保健福祉センター、東峰学園、小学校跡地などがあります。

駅近くには釈迦岳温泉と千代丸温泉も位置しており、日帰り温泉を楽しむことができます。また、大行司バス停もあり、こちらでは西鉄バス久留米が運行する小石原線が利用可能です。

隣の駅

大行司駅の隣には筑前岩屋駅と宝珠山駅があり、日田彦山線BRTのルート上でもこの駅は重要な中継点となっています。

終わりに

大行司駅は地元の交通の要所であり、その歴史や地域における役割から多くの人々に利用されています。鉄道駅としての復活が待たれる中、地域の人々にとっては欠かせない存在であり続けています。

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