大貫健一

大貫健一

大貫健一（おおぬき けんいち）は、1961年3月22日生まれ、栃木県鹿沼市出身の日本を代表するアニメーター、キャラクターデザイナー、漫画家です。その繊細で美しい画風は、多くのファンを魅了し続けています。

経歴

アニメ制作会社亜細亜堂出身の大貫健一は、山崎理、大張正己、西井正典、つるやまおさむらと共に南町奉行所の立ち上げに関わり、筆頭アニメーターとして活躍しました。特に『機甲戦記ドラグナー』では、「メカも得意」と語っており、その才能を発揮しています。

画風の特徴

大貫健一の画風は、男性キャラクターの顔が細く顎が尖っている点、そして鋭い目つきが特徴的です。また、イラストではキャラクターが流し目をしていることが多く、その独特な表現が魅力的です。耽美な美男子から正統派の美少女まで、幅広いキャラクターを描き分ける技術は、男女問わず多くのファンを惹きつけています。

主な参加作品

キャラクターデザイン

1985年：ダーティペア（ゲストキャラクターデザイン）
1987年：機甲戦記ドラグナー
1987年：妖刀伝（-1988年、コミカライズも担当）
1988年：鉄拳チンミ
1988年：トウキョウ・バイス
1989年：アーシアン
1990年：アーシアン（2）
1990年：暗黒神伝承 武神（-1992年）
1992年：花の魔法使いマリーベル（-1993年、キャラクター原案）
1993年：FIGHT!!
1995年：キューティーハニーFX（パッケージイラスト兼任）
1996年：アーシアン（3、監督兼任）
1996年：BLOODY BRIDE いまどきのバンパイア
1996年：転校生 (アニメ)
1998年：サイキックフォース
2003年：FIRESTORM
2004年：サムライガン
2004年：遙かなる時空の中で-八葉抄-（-2005年）
2005年：メジャー（第2シリーズ、総作画監督も担当）
2006年：機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
2007年：メジャー（第3シリーズ、総作画監督も担当）
2008年：メジャー（第4シリーズ、総作画監督も担当）
2009年：チャレンジ6年生presentu6年バッチリスタートDVD 夢のチカラ 情熱サッカー編
2009年：メジャー（第5シリーズ、総作画監督も担当）
2010年：メジャー（第6シリーズ、総作画監督も担当）
2013年：ガンダムビルドファイターズ（-2014年）
2015年：モンスターストライク（-2016年）
2016年：デジモンユニバース アプリモンスターズ（-2017年）
2017年：ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲
2018年：ゴールデンカムイ
2018年：グラゼニ
2018年：メジャーセカンド（第1シリーズ）
2020年：ゴールデンカムイ（第三期）
2021年：東京リベンジャーズ
2021年：境界戦機
2021年：ガンダムブレイカー バトローグ
2022年：境界戦機（第二部）
2023年：境界戦機 極鋼ノ装鬼
2024年：ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

ゲーム

遙かなる時空の中で（アニメパート作画監督）
魔京伝（パッケージイラスト）
3×3 EYES 〜三只眼變成〜（原画）

その他参加作品

がんばれ!!タブチくん!! 初笑い第3弾 あゝツッパリ人生（動画）
怪物くん（原画） ※原画デビュー作
スクライド（原画）
タイムスリップ10000年プライム・ローズ（原画）

上記以外にも、数多くの作品で作画監督や原画を担当しています。ガンダムシリーズでは、『機動戦士ガンダムSEED』、『機動戦士ガンダム00』など、多くの作品で作画監督を務め、その実力を高く評価されています。近年では、『東京リベンジャーズ』や『ゴールデンカムイ』など、話題作にも参加し、幅広い世代から支持を得ています。

漫画作品

『妖刀伝』上の巻（原作：鳴海丈、角川書店ニュータイプ100%コミックス、1991年）
『少女霊封師阿子』全4巻（原作：吉岡平、秋田書店ホラーコミックススペシャル、1992～1997年）
* 『真田群雄伝』1巻（原作：山崎理、角川書店ドラゴンコミックス、1995年）


大貫健一は、アニメーター、キャラクターデザイナーとしてだけでなく、漫画家としても才能を発揮しています。その多才な活動は、今後も多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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