大賀茂 (陸軍軍人)

大賀茂（おおが しげる）は、1888年（明治21年）2月6日に熊本県で生まれ、1963年（昭和38年）8月28日に生涯を閉じた、日本の陸軍軍人です。

最終階級は陸軍中将で、騎兵科の将校として軍歴を重ねました。1909年（明治42年）5月、陸軍士官学校（21期）を卒業し、同年12月に騎兵少尉に任官されました。その後、1918年（大正7年）11月には陸軍大学校（30期）を卒業しています。

1925年（大正14年）3月に騎兵少佐に進級し、1929年（昭和4年）8月には騎兵中佐に昇進。1931年（昭和6年）3月には陸軍[[騎兵学校]]教官に就任しました。その後、1933年（昭和8年）3月には騎兵第7連隊長となり、同年8月には騎兵大佐に進みます。1934年（昭和9年）8月には騎兵第26連隊長に転任しました。

1936年（昭和11年）8月、陸軍省兵務局馬政課長に就任し、1937年（昭和12年）8月には陸軍少将に進級、騎兵学校幹事に就任。1938年（昭和13年）3月には騎兵第1旅団長に転じ、1939年（昭和14年）9月には騎兵学校長に就任しました。同年10月には陸軍中将に進んでいます。

1940年（昭和15年）12月には第34師団長に親補され、日中戦争に出征。錦江作戦などに参加しました。1942年（昭和17年）10月に待命となり、同年11月に予備役へ編入されました。

1944年（昭和19年）2月には召集され、留守第2師団長に就任。同年4月には新編の第72師団長となり仙台に駐屯しました。同年7月には留守第2師団に再任され、終戦を迎えました。

1947年（昭和22年）11月28日には、公職追放の仮指定を受けています。

栄典

位階
1937年（昭和12年）9月1日 - 正五位
勲章
1939年（昭和14年）4月13日 - 勲二等瑞宝章
* 1940年（昭和15年）8月15日 - 紀元二千六百年祝典記念章

大賀茂は、騎兵科の専門家として、そのキャリアを通じて重要な役職を歴任しました。日中戦争という激動の時代にも、師団長として戦地に赴き、その後も日本の防衛のために尽力しました。彼の軍人としての経歴は、日本の近代史における重要な側面を映し出しています。

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