大野 (青森市)

青森市大野地区の詳細解説

青森市大野は、青森県の県庁所在地である青森市に位置する地名です。郵便番号は030-0852。

地理

大野地区は、大野郵便局付近から国道7号青森環状バイパス付近にかけて広がっており、そのほとんどが住宅地となっています。周辺地域との位置関係は以下の通りです。

北：浪館前田、金沢、旭町
東：緑、東大野
南：細越、荒川
西：大字浪館字泉川、大字安田、大字細越、西大野

特筆すべき点として、旭町を挟んだ北側に、JR青森信号場の敷地の一部（西半分）が大字大野の飛び地（字長島あるいは北片岡）として存在します。

交通

大野地区には鉄道駅はありませんが、飛び地内にJR青森信号場があります。

道路

国道7号（青森環状道路）: 大野地区の南端付近を通過。沿道には住宅地と空き地が点在します。
青森県道120号荒川青森停車場線: 「中央大橋通り」とも呼ばれ、大野地区の東端を通過。沿道には商店が立ち並びます。
青森市都市計画道路3･2･2内環状線: 大野地区の北端近くを通過。「金沢小学校通り」とも呼ばれ、沿道には商店が混在する住宅地が広がります。

バス

大野地区には、以下のバス路線が乗り入れています。

JRバス東北 - 青森空港線: 大野十文字、農協会館前に停車
弘南バス・岩手県北自動車 - あすなろ号（盛岡 - 青森）: 青森大野（農協会館前と同じ位置）に停車
青森市営バス: 大野十文字、大野若宮、農協会館前、大野市民センター前などに停車。荒川方面線や浜田循環線が利用可能です。
青森市市民バス: 大野十文字、大野若宮、農協会館前

歴史

藩政時代、大野地区は港町青森と荒川村の間に位置する農村でした。米や藁工品の生産が盛んでした。かつて存在した小字には、長島、金沢、北金沢、若宮、鳴滝、前田、玉島、今井、笹崎、山下、片岡、北片岡などがあります。

青森市街地に近いことから、昭和期以降は市街地化が急速に進み、戦後の住居表示実施に伴い、町名が大きく変更されました。

沿革

1876年（明治9年）：大野小学が開校。
1889年（明治22年）：大野村、細越村、安田村が合併し大野村が発足。大野村域の大部分が大野村大字大野となり、字長島のみが青森町に編入。
1925年（大正14年）：北部の字片岡に青森操車場（現 青森信号場）が設けられる。
1926年（大正15年）：字金沢に青森市立古川小学校が建設。
1932年（昭和7年）：字片岡・字金沢のうち、北側の一部が青森市に編入。
1954年（昭和29年）：大野村が青森市と合併。大字大野全域が青森市の区域となる。
1960年（昭和35年）：青森市立甲田中学校が字金沢で開校。
1968年（昭和43年）：青森市立金沢小学校が字金沢で開校。大野小学校が閉校。
1968年（昭和43年）9月10日：字長島の一部が長島一～四丁目の一部に、北片岡の一部が中央一丁目の一部となる。
1973年（昭和48年）11月1日：大字大野の一部が旭町一～二丁目、北金沢一～二丁目、金沢一～二丁目の各一部となる。
1996年（平成8年）6月21日：奥野第一地区区画整理事業の換地処分完了により、大字大野の一部が緑一丁目・青葉一丁目に取り込まれる。
2004年（平成16年）11月19日：浜田地区区画整理事業により、一部が東大野一～二丁目となる。
2011年（平成23年）6月25日：大野地区区画整理により、一部が西大野一～六丁目となる。

主な施設

稲荷神社
青森大野郵便局
青森みちのく銀行大野支店
青い森信用金庫大野支店
青い森信用金庫金沢支店
大野市民センター
すぎのこ幼稚園
大野保育園
泉川保育園
青森聖星保育園
わかみや公園
大野公園
鳴滝公園
こぶし公園

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