青い森信用金庫

青い森信用金庫

青い森信用金庫は、青森県八戸市に本店を構える信用金庫です。2009年11月9日に、八戸信用金庫が経営危機に陥ったあおもり信用金庫を救済合併し、下北信用金庫も合流する形で誕生しました。

誕生の経緯

八戸信金によるあおもり信金の救済合併発表

2008年10月16日、八戸信用金庫は、あおもり信用金庫との合併を発表しました。これは、あおもり信金の取引先である産業廃棄物処理業者の破綻により、あおもり信金の自己資本比率が低下する危機的な状況を救済するためのものでした。

東奥・下北の2信金の参加

同じ日、八戸信金は、東奥信用金庫と下北信用金庫にも合併への参加を打診しました。同年11月には、4つの信用金庫が合併基本協定書に調印し、預金量で全国38位の中堅クラスの巨大信金が誕生する見込みとなりました。

東奥信金の離脱

しかし、2009年3月30日、東奥信用金庫は合併に反対する総代の意見を受け、合併協議から離脱しました。これにより、八戸信金が目指していた1県1信金構想は事実上崩壊しました。

残る3信金での合併・新信金の名称決定

東奥信金の離脱後、下北信用金庫は残る3信金での合併を進めることに合意しました。2009年5月14日には、新信金の名称を「青い森信用金庫」と決定しました。この名称は、青森県の豊かな自然をイメージし、地域に根ざした金融機関を目指すという意味が込められています。

2009年6月18日、3つの信用金庫はそれぞれ通常総代会を開き、合併を正式に承認しました。同年10月27日には、東北財務局から合併の認可を受け、11月9日に青い森信用金庫が発足しました。

沿革

1922年12月27日：八戸鍛冶町信用組合として設立
2009年11月9日：八戸信用金庫、あおもり信用金庫、下北信用金庫が合併し、青い森信用金庫が発足
* 2010年4月5日：みちのく銀行とのATM出金手数料無料提携を開始

営業区域

青森県内一円、秋田県鹿角市の一部、鹿角郡小坂町

シンボルマーク

シンボルマークは、りんごの花びら、海の波、奥入瀬渓流をモチーフにしており、中央部に信金の「S」を配し、力強い水の流れをイメージしています。

店舗網

店舗コードは、八戸信用金庫が十和田信用金庫と合併した際と同様に、既存の八戸信金青葉支店（039）以降の通し番号とし、「あおもり信金」と「下北信金」の旧店番順に整理して新たな店番を付与しました。十和田市、青森市、むつ市には営業部が置かれています。

合併と同時に、旧あおもり信金の一部店舗が統廃合されました。また、八戸と青森にあった「桔梗野支店」は、それぞれ「八戸桔梗野支店」「弘前桔梗野支店」に改称されました。

ATMについて

青い森信用金庫のATMでは、他の信用金庫のキャッシュカードや青森みちのく銀行のキャッシュカードで、手数料無料となるサービスがあります。また、ゆうちょ銀行のキャッシュカードでも入金が可能です。セブン銀行、イオン銀行、ローソン銀行とも提携しています。

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