大野デマンドタクシー

大野デマンドタクシー（あいのりくん）

大野デマンドタクシーは、岐阜県揖斐郡大野町で運行される便利なデマンド型交通システムです。このタクシーは地域の住民が主に利用する乗合形式で、愛称は「あいのりくん」と名づけられています。運行は揖斐タクシーが受託しており、その運行開始は2007年7月からとなっています。

概要

このタクシーは事前の予約が必要なデマンド方式で、利用者は乗車の30分前まで電話で予約を行うことができます。予約受付の時間は朝7:30から夕方5:00までです。大野町内には134箇所の指定停留所が設けられており、町民の生活の質を向上させる役割を果たしています。特に、大野町在住で65歳以上の高齢者や障害者、妊婦、運転免許証を返納した方など、一定の条件を満たす利用者は、自宅を登録することで自宅前での乗降が可能となります。

さらに、一般のタクシー利用に対する助成事業「あいのりくんプラス」もあり、これは登録した自宅前から西濃厚生病院への直行便として運行されています。料金は通常のデマンドタクシーとは異なり、町が一定の助成を行います。

利用案内

• - 運行日: 平日（月曜日から金曜日）
• - 運行時間: 7:30 - 17:00
• - 利用料金: 1乗車300円（未就学児は無料）

通常のあいのりくんはワンボックスカーを使用し、乗車定員は4人です。また、あいのりくんプラスではセダン型タクシーを使用しています。

歴史

大野デマンドタクシーの起源は2005年にさかのぼり、コミュニティバス運行の実証実験が行われました。2007年にデマンド方式のタクシーとして正式に運行が開始され、当初は町内を4つのゾーンに分けて定時定路線で運行されていました。この時の料金は1乗車200円でした。しかし、2014年には自由な経路でドアツードア型に運行方式が変更され、料金も300円に上がりました。

2018年には揖斐厚生病院への直行便として「あいのりくんプラス」が運行を開始し、2023年には目的地が西濃厚生病院に変更されました。

主な停留所

大野デマンドタクシーは、以下のような公共施設や観光地へアクセスすることが可能です。

• - 役場
• - 町民センター
• - 中央公民館
• - 運動公園
• - 大野町民体育館
• - おおの温泉
• - バラ公園
• - 黒野駅レールパークなど

また、他社バス路線とも接続しており、岐阜バスや近鉄バスのバスセンターや道の駅パレットピアおおのなどで乗り換えが可能です。

まとめ

大野デマンドタクシーは、地域のニーズに応じた便利な交通手段として、多くの町民に利用されています。特に高齢者や障害者に配慮したサービスの充実が、地域医療へのアクセス向上に寄与している点も見逃せません。

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