大開駅
大開駅について
大開駅（だいかいえき）は、兵庫県神戸市兵庫区水木通七丁目に位置する、阪神電気鉄道の神戸高速線に属する駅です。この駅は、阪神が第二種鉄道事業者として管理し、神戸高速鉄道が第三種鉄道事業者として施設を保有しています。駅番号はHS 37として知られています。
歴史
大開駅は1968年4月7日に神戸高速鉄道の開通と同時に開業しました。その後、1987年には自動改札機が導入され、1991年には山陽特急が通過するようになりました。しかし、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、駅は甚大な被害を受け、中間柱の大部分が破壊され、天井が崩壊しました。地上の国道28号も陥没し、駅の機能は一時停止しました。
震災からの復旧作業が進められ、1996年1月には営業を再開しました。その後、1998年には山陽特急の停車が再開され、2001年には直通特急の運行が開始されるなど、利用者の利便性が向上しました。2010年には駅名標が阪神電気鉄道のデザインに変更されるなど、駅のイメージも新たなものになりました。
駅構造
大開駅は地下駅であり、相対式ホームを2面2線備えています。改札口やコンコースは地下1階にあり、ホームは地下2階に設置されています。かつては東側に改札口が1か所だけありましたが、2009年に西改札口が新設され、便利になりました。この西改札口には、阪神なんば線との連絡乗車券を発券できる自動券売機も設置されています。
エレベーターも完備しており、改札とホーム間の移動が容易です。トイレは東改札内にあるため、乗客は利便性を享受できます。また、駅内には自動体外式除細動器（AED）が設置されており、安全面でも配慮されています。
利用状況
近年の大開駅は、平日昼間における乗車チャンスが減少しており、1時間に停車する列車は少なくなっています。かつては多くの乗客が利用していましたが、時間帯によってはJR神戸駅と比べて乗車機会が限られる傾向にあります。それでも、駅周辺には住宅や学校なども多く、地域に密着した交通の要所となっています。
駅周辺
大開駅の北側には「水木通」という地名があり、著名な漫画家水木しげるの名前の由来とされています。駅の周辺にはさまざまな施設が点在しており、地域住民の生活に寄与しています。
大開駅は、地域の交通利便性を支える大切な存在であり、災害を乗り越えた歴史を持つ駅として、今もなお人々の移動を助けています。
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