大関橋

大関橋（おおぜきばし）

大関橋は、長野県飯山市大字常盤字大倉崎と同市大字瑞穂字関沢を結び、千曲川に架かる長野県道419号関沢小沼線に位置する橋梁です。全長442.55メートルで、トラス橋と桁橋の複合構造が特徴です。

概要

形式: 鋼活荷重合成鈑桁10連と鋼下路単純ワーレントラス橋3連を組み合わせた構造。
橋長: 442.550 m
支間割: 10連の25.3 mと3連の60.000 m。
活荷重: 第2種 (TL-14) に加え、積雪荷重 (100 kg/m2) を考慮。
幅員:
総幅員: 6.100 m
有効幅員: 5.500 m
車道: 5.500 m
歩道: なし
床版: 鉄筋コンクリート
基礎: ケーソン4基と版式橋脚10基
施工:
上部工: 浦賀重工業
下部工: 大同建設
架設工法:
合成桁部: トラッククレーンベント工法
トラス部: ケーブルエレクション工法

歴史

かつて大倉崎と関沢の間には「大倉崎の渡し」と呼ばれる渡し船がありましたが、大正時代に舟橋が架けられました。その後、昭和時代に木橋となりましたが、1945年（昭和20年）の洪水で流失しました。1947年（昭和22年）に仮橋が架けられたものの、洪水のたびに橋板の撤去と再設置が必要となり、消防団の負担となっていました。

こうした状況を打開するため、常盤村と瑞穂村によって永久橋架設同期会が結成され、1954年（昭和39年）の合併後も飯山市によってその意志が継承されました。1958年（昭和33年）と1959年（昭和34年）には、台風による洪水で木橋が再び流失。この災害を契機に永久橋建設への機運がさらに高まり、1960年（昭和35年）に着工、総工費1億7,062万円をかけて1965年（昭和40年）12月24日に大関橋が開通しました。

橋の左岸には、小菅の一の鳥居跡が残っています。

外部リンク

長野県北信建設事務所
* 空から眺める千曲川・犀川 千曲川下流 - 国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所

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