大阪 - 高松線

大阪 - 高松線について

大阪 - 高松線は、大阪市から香川県の高松市を結ぶ昼行の高速バス路線です。この路線では、全ての便が座席指定制となっており、乗車するには事前の予約が必要です。主に阪急観光バス、四国高速バス、西日本ジェイアールバス、そしてジェイアール四国バスの四社が運行しており、それぞれ愛称が付けられています。阪急観光バスの「さぬきエクスプレス号」、四国高速バスの「さぬきエクスプレス大阪」、JRバスの「高松エクスプレス大阪号」となっています。

運行の歴史

この路線は1996年に運行を開始し、初めは阪急バスと四国高速バスの共同運行でした。開業当初、便は1日4往復、瀬戸中央自動車道を経由していましたが、需要の増加に伴い、2001年には便数が14往復に増加し、神戸淡路鳴門自動車道経由に変更されました。この際に運行形態も見直され、急行便と特急便の区別が無くなりました。さらに、乗客の利便性向上のため、さまざまな停留所も新設されました。

2002年には、規制緩和により新たに参入した南海バスによって、競争が激化しましたが、これを受けて阪急バスとJRバスグループが共同運行の体制を整え、回数券の共通利用が可能となりました。

運行の経路と停留所

大阪と高松を結ぶ道のりは、高速道路によるアクセスが主で、今ではほぼ全ての区間が高速道路を経由します。大阪市内からの出発地点は、主に梅田地区（阪急三番街、高速バスターミナル）で、途中でいくつかの休憩停留所があります。主要な停留所には鳴門西、高速引田、高速大内などが入っており、最終的には高松駅に到着します。

近年の変化

2019年に関しては、1日32往復の運行があったものの、2020年初頭の新型コロナウィルスの影響が出ると、運行が休止に追い込まれ、その後の調整により運行本数は減少しました。2023年には、改正を経て運行回数が回復し、現状は1日20往復の運行体制を確保しています。香川県内では、利用者向けのパークアンドライドシステムが積極的に推進されています。

車両と設備

この路線で使用されているバスは、快適な4列リクライニングシートやトイレ完備、さらには無料Wi-FiスポットやUSBポート付の充電設備も備えており、長距離移動でも快適に過ごせるよう配慮されています。各運行会社はそれぞれ異なる車両を使用しており、日野や三菱ふそうなどの最新のモデルが投入されています。

まとめ

大阪 - 高松線は、地元の人はもちろん観光客にとっても便利な移動手段です。予約制のため、思い立ったらすぐに乗車できないという事はありますが、その分、安心して快適に移動できるメリットがあります。今後も、必要に応じて柔軟に運行形態や設備を見直し、多くの利用者に愛され続けることを期待される路線です。

もう一度検索