大阪しぐれ

大阪しぐれについて

『大阪しぐれ』は、都はるみが1980年2月1日にリリースした80枚目のシングルです。この曲は1980年代の初めに発表され、瞬く間に大ヒットを達成しました。オリコンの1980年年間ヒットチャートでは第49位にランクインし、その名は広く知られることとなりました。

同年の年末には、作詞を手掛けた吉岡治が日本作詩大賞を受賞し、さらに都はるみ自身も『第22回日本レコード大賞』で最優秀歌唱賞を受賞しています。また、16回目の出演となった大晦日の『第31回NHK紅白歌合戦』でも歌われ、多くの視聴者に親しまれることとなりました。

『大阪しぐれ』は、特に年末のテレビ番組で数多く演奏されたことで、一般の人々にも広く浸透。翌年にはロング・セールスを記録し、ミリオンセラーとなりました。オリコン総合シングル・チャートでは、8週連続でベスト3にランクインし、1981年の年間ヒットチャートでは第6位を獲得しています。TBS系列の音楽番組『ザ・ベストテン』でも1980年12月18日の放送分で初登場し、連続7週にわたってランクインしました。1990年までの売上は135万枚に達しました。

この曲は、大阪を舞台にしたご当地ソングとしても知られ、歌詞には北新地などネオン街の名前が含まれています。1995年に放送されたTBS系列のドラマ『セカンド・チャンス』では、松田美由紀が関西人役として冒頭で曲を口ずさむシーンが印象的です。また、1982年に公開された映画『疑惑』の居酒屋シーンでも、本楽曲のインストゥルメンタルがBGMとして使用されています。

収録曲

• - 大阪しぐれ（3分57秒）

作詞：吉岡治
作曲：市川昭介
編曲：斉藤恒夫

• - おんな恋唄（4分4秒）

作詞：悠木圭子
作曲：鈴木淳
編曲：佐伯亮

カバー曲

『大阪しぐれ』は他の多くのアーティストによってもカバーされています。1981年には石川さゆりがアルバム『春ひとつ～日本の女～』で、1982年には美空ひばりが『人恋酒～最新演歌名曲名唱集』に収録しました。さらに、1995年には香西かおりが『綴織百景 VOL.5 大阪物語』に収録しています。

関連作品

• - 青春歌年鑑 演歌・歌謡編 -1980年代-
• - 歌心 流行歌120選

『大阪しぐれ』は、その旋律や歌詞を通じて、大阪という地域の魅力が感じられる一曲です。これからも多くの人々に愛され続けることでしょう。

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