大阪城北詰駅

大阪城北詰駅について

大阪城北詰駅（おおさかじょうきたづめえき）は、大阪府大阪市都島区網島町にある西日本旅客鉄道（JR西日本）のJR東西線に属する駅です。駅番号はJR-H42であり、豊臣秀吉の馬印に由来する「瓢箪」をシンボルとしています。駅のカラーは青藍に設定されています。

歴史

この駅の開業は1997年であり、JR東西線の一環として設置されました。当初の計画では「片町駅」という名称が予定されていましたが、最終的に現在の駅名に変更されました。しかし、片町駅の廃止による移転ではなく新たに設立されたため、駅の歴史は片町駅とは継承されていません。

年表

• - 1996年5月16日：駅名を「大阪城北詰駅」と決定。仮駅名は「片町駅」。
• - 1997年3月8日：JR東西線の尼崎駅 - 京橋駅間が全線開通し、開業。Jスルーが導入。
• - 2003年11月1日：ICカード「ICOCA」の利用が可能に。
• - 2011年3月8日：JR宝塚・JR東西・学研都市線の運行管理システムが導入され、接近メロディも設置されました。
• - 2018年3月17日：駅ナンバリングが開始。
• - 2020年12月1日：JR西日本交通サービスによる業務委託駅となる。

駅構造

大阪城北詰駅は、1面2線を持つ島式ホームを有する地下駅です。有効長は8両編成に対応し、通常は1両目の停車はありません。駅はカーブ上に存在するため、列車の接近時にはホーム下の黄色の回転灯が点灯する仕組みになっています。エスカレーターは改札階への上りのみに設置されており、改札口は1か所のみです。この駅はJR西日本交通サービスにより業務委託されており、ICOCAが利用可能です。

ダイヤと利用状況

日中の普通及び区間快速電車は毎時8本の運行があり、朝夕のラッシュ時にはさらなる本数増加が見込まれます。また、近隣には大阪造幣局が位置し、桜の通り抜けや天神祭の際には多くの人々で賑わいます。

駅名に由来するように、この地域の歴史と文化が色濃く残っており、周辺には観光スポットも存在します。

駅周辺

当駅の近くには京阪電気鉄道の京阪本線が通っていますが、駅自体は設置されていません。過去には野田橋駅が存在していましたが、1969年に片町駅が当駅の真上に設置されていました。現在の所在地である網島町という地名は、都島区南部の広域地区を示すもので、旧網島公設市場なども含まれています。

また、有名な浄瑠璃「心中天網島」の舞台である大長寺も、江戸時代には当駅の近くに存在していました。

バス路線

駅周辺には「片町」というバス停があり、大阪シティバスの路線が利用可能です。主要な路線には、天満橋や守口車庫前方面への便が運行されています。

隣の駅

JR東西線の路線の隣駅として、京橋駅と大阪天満宮駅が挙げられます。

多くの利用者にとって便利な交通手段となっている大阪城北詰駅は、地域の重要な交通拠点といえるでしょう。

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