大阪府道・京都府道46号茨木亀岡線とは？意味をやさしく解説

大阪府道・京都府道46号茨木亀岡線

大阪府から京都府にかけて続く茨木亀岡線は、大阪府茨木市を起点に京都府亀岡市に至る主要な地方道です。この道路は、地域の重要な交通路として利用されており、運転・交通の状況に応じてさまざまな改善が行われてきました。

概要

茨木亀岡線は、特に茨木市と亀岡市の府境に位置する山間地域で、多くの採石場が点在しています。その影響で、重機やダンプカーの往来が頻繁に行われ、旧道では路面の劣化が進みました。また、採石場周辺では土砂が路面を覆うこともあり、道路の状態は悪化していました。

旧道は、大阪方面から亀岡に向かう効率の良いルートの一つではありますが、運転に慣れていない人にとっては特に注意が必要なポイントが多いのも事実です。しかし、最近の工事による道路の付け替えが進むことで、これらの交通条件は大幅に改善されました。

工事の進展

大阪府は安威川上流に安威川ダムを新設し、その近くには新名神高速道路の茨木千提寺ICも設けられています。これに伴い、ICとダム湖を迂回する形で経路を見直す工事が進められました。特に、国道171号との接続部分である西河原西交差点から北にかけては、10年以上にわたり片側1車線から2車線への拡幅工事が続いており、2011年8月にはほぼ4車線化が完了しました。

また、安威での安威川を越える長ヶ橋も新しく架け替えられ、2010年には安威川ダム付け替え道路も開通しています。これにより旧道は一部を除いて通行ができなくなり、実質的には廃道の状態になっています。加えて、大門寺トンネル付近の交差点では、茨木千提寺ICへのアクセス道路が新たに整備され、2022年に開通しています。

路線のデータ

この府道の起点は茨木市五日市で、国道171号や大阪府道15号八尾茨木線と交差しています。終点は亀岡市下矢田で、国道9号と交差します。その歴史は古く、1954年に主要地方道に指定され、各種番号の整理を経て現在の46号に変更されました。

開通年表

- 1954年: [1月20日] 大阪府茨木市から亀岡市へ向かう道路が主要地方道に指定。
- 1955年: 京都府が関連道を認定。
- 1994年: 各府道の路線番号が再編され、46号になる。
- 2023年: 西河原西交差点が立体交差に改修され、交通の流れが改善。

交差する道路

茨木亀岡線は、国道171号や、大阪府道1号・大阪府道6号などと交差し、地域内での重要な交通路としての役割を果たしています。

沿線の主な施設

この地域には、長岡香料大阪工場やコーナン茨木安威店、追手門学院大学、阿武山古墳など多くの施設が点在しており、交通の便の良さは周辺の商業活動や文化活動にも寄与しています。安威川ダムや竜仙峡も自然環境として人気があります。

このように、大阪府道・京都府道46号茨木亀岡線は、地域の交通と生活を支える重要な道路と言えるでしょう。

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