大黒天物産

大黒天物産株式会社

大黒天物産株式会社は、岡山県倉敷市に本社を構える小売業、及び総合食品卸売業者です。ディスカウントストアとして、ラ・ムーやディオなどを運営し、さらにディスカウントコンビニや100円ショップも展開しています。同社は東京証券取引所のプライム市場に上場しています。

企業の成り立ち

大黒天物産の起源は、1986年に設立された有限会社倉敷きのしんにあります。代表取締役の大賀昭司は、日本の商取引の独自な慣習に疑問をもっており、効率的な販売システムによって消費者によりリーズナブルな価格で食品を提供することを目指しました。1990年に小売業界への参入を果たし、1993年に大黒天物産を設立。以降、食費の圧縮を実現し、豊かな社会の実現を目指しています。

大黒天物産の店舗の特徴として、プライベートブランド（PB）「D-PRICE」の展開を挙げられます。また、同社は自社農場や養殖場、食品工場を持ち、各工程を一貫して自社内で管理することで、コスト削減を実現しています。これにより、安価で安全な商品を消費者に提供することが可能となっています。

事業の拡大

大黒天物産は、圧倒的な低価格を武器に、36期にわたる増収増益を達成しました。現在、西日本を中心に約200店舗を展開し、2035年までに1000店舗の出店を目指しています。また、中部や関東への進出も計画しています。社名の「大黒天」は、福をもたらす神様に由来し、企業理念にも反映されています。

様々な業態

大黒天物産の店舗は、多様性に富んでおり、各業態に明確な特徴があります。具体的には、

• - ラ・ムー: 大型ディスカウントストアで、岡山県を中心に展開。
• - ディオ: より低コストを追求したディスカウントストア。
• - パクパク: 100円ファーストフード店で、たこ焼きやソフトクリームが人気。
• - ら・む～マート: コンビニスタイルの小型スーパーマーケット。

商品とサービス

大黒天物産では、食品や日用品を主に取り扱っていますが、文房具や化粧品は取り扱っていません。また、24時間営業の店舗が多く、買い物の便利さを提供しています。支払いは現金及び独自のQRコード決済「大黒天Pay」のみ利用可能で、他の決済方法には対応していません。

今後の展望

大黒天物産は、地域の特性を反映した店舗展開を進めながら、食の安全性とリーズナブルな価格を両立させるために、今後も様々な取り組みを続けていく方針です。益々進化を遂げる同社から目が離せません。

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