天満屋バスステーション

天満屋バスステーションについて

天満屋バスステーションは、岡山市北区中山下2丁目にある重要なバスターミナルです。周辺には天満屋岡山店が位置し、西側には本屋、そして17の乗降場が備えられています。このステーションでは、岡電、両備バス、中鉄バスの3社が運行する市内および郊外の路線が利用でき、岡山駅に次ぐ交通拠点として広く機能しています。さらに、このバスターミナルは岡山市中心部から半径約30kmの範囲内に路線を持ち、地域の移動手段として重要な役割を果たしています。

バスステーションは、県庁通りに接し、城下筋や柳川筋から約200m、南側のあくら通りからは約100mの距離に位置しています。近くには岡電市内電車の停留場もあり、アクセスも良好です。しかし、地上部を越えるための横断歩道がないため、利用者はステーションの各乗降場から上階にある「Be Wing」へ昇り、そこから天満屋岡山店本館に移動するルートや、別の経路で周辺の施設へアクセスする必要があります。

歴史的背景

このステーションの歴史は1949年12月に遡ります。当初は、現在の天満屋岡山店本館が建っている場所にセントラルバスステーションとして建設され、日本初のデパートバスターミナルとしての役目を果たしました。設立当初、当時の天満屋社長伊原木伍朗の指導の下、京阪神急行電鉄の梅田駅をモデルとし、バスステーションの設置に対するさまざまな意見があったものの、結果的には成功を収めました。この成功は他の地域でもバスターミナルの設置を促し、鹿児島や広島などでも同様の施設が建設されました。

施設と路線

天満屋バスステーションには、以下のバス会社が発着しています。

• - 岡山電気軌道（岡電バス）
• - 下津井電鉄（下電バス）
• - 中鉄バス
• - 中鉄北部バス
• - 備北バス
• - 両備ホールディングス（両備バス）

この他、宇野自動車や市内循環バス「めぐりん」を運行する八晃運輸は乗り入れていません。中鉄バスはかつて独自のターミナルを持っていましたが、近年に入り、ほとんどの路線が天満屋バスステーション発着に変更されました。

現在の施設

現在、バスステーション内にはさまざまな施設が揃っており、以下のようなサービスを提供しています。

• - セブンイレブン（以前はヤマザキYショップ）
• - チケットセンター（バスの定期券や高速バス乗車券の購入が可能）
• - ATM（中国銀行・おかやま信用金庫）
• - カフェ・ド・クリエ プラス天満屋バスセンター店

周辺には岡山電気軌道の停留場や、岡山中央郵便局、各種金融機関なども揃っており、交通・交差点としての利便性が高いエリアとなっております。

このように天満屋バスステーションは、便利な立地と多彩な交通機関の発着により、岡山市および周辺地域の重要な交通ハブとなっています。

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