中鉄北部バス

中鉄北部バス株式会社について

概要

中鉄北部バス株式会社は親会社である中鉄バスの子会社として、岡山県津山市を中心に地域交通の役割を果たしています。2008年11月1日に中鉄バスの津山営業所から全ての路線を引き継ぎ、正式に営業を開始しました。車両や営業所の設備は親会社から貸与され、管理業務は親会社が担当しています。他の中鉄傘下のバス会社と異なり、岡山県共通バスカードや中鉄バス専用のバスカードが引き続き利用できます。親会社は2021年末にバスカードの利用を終了しましたが、中鉄北部バスでは引き続き利用が可能です。HarecaやPiTaPaは未導入ですが、スルッとKANSAI協議会に加盟しています。

沿革

2008年

• - 5月2日: 設立される。
• - 10月20日: 中鉄バスからの分離譲渡に関する中国運輸局の認可を受ける。
• - 11月1日: 津山営業所から全路線の運行を引き継がれる。
• - 12月20日: 高速バス「湯原温泉・勝山・落合 - 大阪線」を廃止。

2009年

• - 9月30日: 高速バス「蒜山高原・湯原温泉・勝山・落合 - 岡山線」から撤退。
• - 10月1日: 神姫バスからの路線運行を引き継ぐ。

2011年

• - 4月1日: 中鉄美作バスからの運行を3路線移管。
• - 12月21日: 津山市内に新たなコミュニティバス路線が設立される。

2013年

• - 4月1日: 鏡野町に新しいコミュニティバスが設立される。
• - 12月1日: 岡山 - 津山間の高速乗合バスが共同運行で開始される。

2017年

• - 4月1日: 津山駅北口のバス乗り場の整備に伴い、一部路線の発着場所が変更される。

2018年

• - 11月1日: ごんごバス西循環線が鏡野町に乗り入れる実証実験を行う。

2019年

• - 10月1日: 西循環線が正式に鏡野町に乗り入れ。

2022年

• - 4月1日: 中鉄観光津山と合併し、新たな事業を開始する。

2023年

• - 4月1日: 複数の路線でICカードICOCAを導入。
• - 8月1日: 馬桑線の一部区間を廃止し、路線名を変更。
• - 10月1日: 一部路線で蒜山高原への延長運行を開始。

営業所所在地

中鉄北部バスの本社および津山営業所は岡山県津山市東一宮に位置しています。昭和町、行方、吉ヶ原、久世、勝山などにも車庫が設けられています。

主なターミナル

主な発着ターミナルには、津山駅、中国勝山駅、岡山駅、天満屋バスステーションが含まれます。これらのターミナルからは地域路線や高速バスにアクセス可能です。

現在運行中の路線

現在、岡山 - 勝山間のロマンチックロードなどが運行されており、真庭市のコミュニティバスにも接続しています。過去に運行されていた路線には湯原温泉・勝山・落合 - 大阪線や岡山エクスプレス津山号があります。

車両

中鉄北部バスでは主に日野自動車製の車両を導入し、中古車も保有しています。一般路線バスやコミュニティバスなど多様な車両を活用して地域に密着したサービスを提供しています。

まとめ

中鉄北部バス株式会社は、地域の交通網を支える重要な役割を担っています。バス路線の運行だけでなく、地域へのサービスを拡充し、交通の便を向上させることに尽力しています。

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