天空ツバサ

天空ツバサ（てんくう つばさ）

天空ツバサ（本名：前田睦美）は、1984年6月3日生まれの日本の女子プロボクサーであり、大分県中津市出身です。彼女は現在、山木ボクシングジムに所属し、ボクシング界での活躍を続けています。

来歴

天空は、神村学園および東京女子体育大学時代にサッカーを経験しました。彼女の高校時代には、福元美穂が1年先輩、また大学時代には北本綾子が1年先輩にあたります。大学在学中、彼女はボクシングに転向し、2005年3月13日、ヴェルファーレで近藤みゆき選手との試合でプロデビューを果たしました。デビューから数ヶ月後の同年11月25日、韓国での試合でキム・ジヨンとIFBAスーパーフライ級王座を争いましたが、判定で初敗北を喫しました。

2006年6月10日、天空はJWBC日本バンタム級の王座を獲得するために古賀友子選手と対戦し、見事勝利を収めました。しかし、初防衛戦では藤本りえ選手にTKO負けを喫し、王座を明け渡すこととなります。

2008年、彼女はJBC第1回女子プロテストに合格し、リングネームを「天空ツバサ」に変更しました。5月9日には後楽園ホールで行われた女子興行で、ベテラン選手の菊川未紀をTKOで下し、注目の選手として名前を広めました。その後も古賀選手やキム・サンホ選手に勝利し続けました。

2009年には、韓国での崔賢美選手との試合でWBA女子世界フェザー級王座に挑みましたが、ダウンが響いてしまい、再び惜敗。これによって、彼女はJBCでの初敗北を経験しました。試合は韓国のバラエティ番組『無限挑戦』で特集され、日韓の視聴者から感動的なコメントが寄せられるなど、日本国内外での評価も高まりました。

その後、家庭の事情により1年半のブランクを過ごし、2011年5月17日に後楽園ホールで再起戦を行い、2年ぶりに勝利を掴み取りました。2012年には同郷のカイ・ジョンソン選手との対戦が予定されていましたが、介護による練習不足を理由に体重オーバーで中止となり、再度試合が組まれた際には、試合中に右手を骨折するアクシデントに見舞われました。それでも最終ラウンドまで戦い抜く根性を見せます。

人物

天空の仲間には、同じジムに所属する天海ツナミと天心アンリがいます。ツナミとは高校の同級生で、アンリは大学の1年先輩です。彼女たちはそれぞれ、ツバサの影響を受けてボクシングを始めることになります。特にツナミはツバサよりも先に世界王座を獲得するなど、その存在感も大きいです。

戦績

彼女の戦績は、19戦14勝（うち5KO）、5敗というものです。彼女の名前は、女子ボクサーやボクシング王者の一覧にもその名を連ねています。

獲得タイトル

• - JWBC日本バンタム級

参考文献

さらに詳しい活動や戦績については、ボクシング関連の公式サイトにて確認できます。彼女の挑戦する姿勢は、多くの人々に勇気を与え続けています。

もう一度検索