太田資言

太田資言（おおた すけとき）は、江戸時代後期に遠江国掛川藩の第4代藩主を務めた人物です。太田家8代当主であり、通称は洋之進、官位は従五位下・備後守でした。

生い立ちと藩主相続

資言は、掛川藩の第2代藩主である太田資愛の四男として生まれました。母親は側室と伝えられています。正室には、越後長岡藩主・牧野忠精の娘を迎えています。彼は、先代藩主であった兄・太田資順の養嗣子となり、文化5年（1808年）に資順が死去したことを受けて家督を相続し、掛川藩主となりました。

早世

しかし、藩主となってからわずか2年後の文化7年（1810年）6月2日（または6月17日）に、資言は29歳という若さで亡くなりました。その跡は、娘婿であり養嗣子でもあった太田資始が継ぐこととなりました。

人物と墓所

資言の法号は道円月成貝了院であり、墓所は静岡県三島市の妙法華寺にあります。

系譜

実父: 太田資愛
養父: 太田資順
正室: 牧野忠精の娘
子女: 太田資始正室
* 養子: 太田資始（堀田正穀の三男）

太田資始について

太田資始は、近江堅田藩主・堀田正穀の三男として生まれ、後に太田資言の養子となり、その跡を継いで掛川藩主となりました。

まとめ

太田資言は、短い期間ではありましたが、掛川藩主として藩政に携わりました。若くして亡くなったため、その具体的な業績は多くは残されていませんが、太田家の歴史において重要な役割を果たした人物の一人であると言えるでしょう。

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