太田陽子

太田陽子に関する情報

太田陽子（おおた ようこ、現姓：ハニカット）は、1975年1月14日に生まれた日本の元女子走高跳選手です。兵庫県尼崎市に育ちましたが、神奈川県鎌倉市で成長しました。彼女の競技人生は湘南工科大学附属高等学校から始まり、日本体育大学を卒業しました。そして、彼女は日本ジュニア記録となる1m93を跳び、名実ともに注目を集めるアスリートとなりました。

経歴

太田選手が本格的に陸上競技を始めたのは中学2年生の時からです。彼女の才能が際立ったのは、中学3年生のときの通信陸上神奈川県大会で1m75を跳んだことでした。その後、全日本中学選手権で2位に輝き、将来が期待される選手として名が知られるようになりました。

高校時代の湘南工科大学附属高等学校では1m87を記録し、高校総体でチャンピオンの座を獲得。さらに、世界ジュニア陸上選手権でも5位入賞という素晴らしい成績を収めました。大学では、日本体育大学体育学部に進学し、1993年にはジュニア日本新記録となる1m93を樹立しました。

卒業後、彼女はスポーツウェアメーカーのミキハウスに所属し、さらなる成長を遂げました。競技生活の中で、1998年には第13回アジア大会で優勝を果たし、国際的な舞台でもその実力を証明しました。また、2000年のシドニーオリンピックでは、予選を突破して決勝に進出し、11位に入る健闘を見せました。

2003年には、結婚しハニカット姓となりましたが、2004年にはミキハウスが陸上部を廃部することに伴い、同社を退職。その後、日体大ACに所属し、再び競技を続けました。現役最後の大会となったのは2007年6月29日の日本選手権でした。

主な成績

太田陽子選手は、日本選手権で5回優勝を果たしており（1996年、1997年、2000年、2002年、2005年）、国際大会でも数々の成功を収めています。特に、アジア選手権では1991年に優勝し、1998年にはアジア大会でも優勝しました。シドニーオリンピックでは決勝で1m90を跳び、国際的にもその実力が認められました。

彼女の自己最高記録は、2002年の南部記念陸上にて樹立した1m95であり、日本歴代2位タイの記録です。また、1993年にはジュニア日本記録1m93を達成しました。さらに、三段跳でも国体で優勝するなど、多才な選手であることを証明しました。

人物像

競技生活を終えた後、太田陽子選手は人材派遣会社に登録し、派遣社員として働き始めました。その姿は、一部のメディアにも取り上げられ、彼女の新しい一歩が注目されました。また、今井美希選手という同世代の選手との対戦もあり、1995年から2005年の間に日本選手権を共に分けあった好敵手でもありました。

太田陽子は、競技者としてだけでなく、ひとりの女性としても、多くの成果をあげた存在です。

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