奥野 (青森市)

奥野（おくの）

奥野は、青森市中心部からやや南寄りに位置する地名で、一丁目から四丁目までが存在します。この地域は、その地理的特徴、交通の便、歴史的背景、そして地域に根ざした施設によって特徴づけられています。

地理

奥野は、北は勝田・松原、東は荒川を隔てて桜川、南は浦町字奥野・筒井、西は中央に隣接しています。地域内は、一般的に道幅の狭い街路が多く、住宅地としての性格が色濃く反映されています。

交通

奥野地域内を走る主要道路は以下の通りです。

国道103号（観光通り）: 地域の西側の境界線に沿って走っています。この区間には、青い森鉄道線を越える八甲田大橋とその側道があり、沿道には小さな店舗などが点在する住宅地が広がっています。
青森県道27号青森浪岡線（松原通り）: 二丁目と三丁目の境界を通り、四丁目の東部を貫いています。
青森県道40号青森田代十和田線（筒井通り）: 三丁目の南端と四丁目の間を通っています。
青森市都市計画道路3･4･3 蜆貝八重田線: 一丁目・二丁目・三丁目の北側の境界線となっています。地域内では、市民病院通りとも呼ばれています。

奥野地域内には鉄道駅はありませんが、バス路線が充実しています。主なバス停留所は以下の通りです。

青森県道27号青森浪岡線沿い:
奥野 - 青森市営バス筒井方面線、JRバス東北横内線
筒井通り - 青森市営バス筒井方面線、JRバス東北横内線（青森市中心部方面行き）
青森県道40号青森田代十和田線沿い:
筒井通り - 青森市営バス筒井方面線（桑原・幸畑方面行き）
青森市都市計画道路3･4･3 蜆貝八重田線沿い:
自動車会議所前
奥野二丁目

これらのバス停からは青森駅方面へのアクセスが可能で、道路の反対側には逆方向のバス停も設置されています。

歴史

藩政時代の奥野は、浦町・堤・勝田・里見の四ヶ村の小字として存在していました。

1876年（明治9年）: 堤・勝田・里見の三ヶ村が浦町村に合併し、奥野は浦町村の字となりました。
1889年（明治22年）: 浦町村字奥野は筒井村に編入され、大字浜田の小字として扱われた後、大字浦町字奥野となりました。
1955年（昭和30年）: 筒井町が青森市に合併し、青森市大字浦町字奥野となりました。
1991年（平成3年）: 奥野・幸畑地区で住居表示が実施され、浦町字奥野の一部が周辺地区の一部を編入して奥野一～四丁目となりました。

主な施設等

一丁目: 青森市役所企業局水道部
二丁目: 青森筒井郵便局
三丁目: 青森みちのく銀行桜川通り支店・桜川筒井支店、藤聖母園、青森藤幼稚園
四丁目: 認定こども園青森ひかり

奥野は、住宅地としての落ち着いた環境と、生活に必要な施設が整った地域として、青森市民にとって重要な場所の一つです。

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