女の肖像

女の肖像

『女の肖像』は、芝木好子の小説であり、それを原作としたテレビドラマ。

内容

物語は、主人公の牧子が、夫である画家の川津高秋と結婚したものの、高秋が絵の方向性に行き詰まり、スペインへ逃避行してしまうところから始まる。高秋はそのまま連絡を絶ち、牧子は義理の息子である駿一を抱えながら、生活苦に直面する。

牧子は生活のため、阿波画廊で見習いとして働き始める。そこで、安見修という画家の個展を開くことになり、準備に奔走する。修は画学生時代に牧子に惹かれていたが、彼女の結婚を知り、フランスへ渡っていた。

修の個展後、牧子は阿波画廊に正式採用されるが、修は牧子への思いを断ち切れず、絵を描く気になれない。物語は、牧子が画商として自立していく姿を中心に、修や画廊主の阿波など、彼女を取り巻く人々の人間模様を描き出していく。

テレビドラマ

1980年1月15日から1980年4月1日まで、日本テレビ系列の『火曜劇場』で放送された。全12話。

主演の香山美子は、役作りのために東京・銀座の画廊を見学し、劇中に登場する絵画は全て本物が使用された。

キャスト

川津牧子：香山美子
川津高秋：小池朝雄
川津駿一：広岡瞬
安見修：あおい輝彦
伊佐山ひろ子
タマコ：木内みどり
恵子：木村弓美
宏吉：江原真二郎
阿波：牟田悌三
須賀一生：小沢栄太郎
笹山：神山繁
笹山露子：長内美那子
山根画商：松山照夫（第5話ゲスト）
大滝子（第6話ゲスト）

スタッフ

原作：芝木好子
脚本：八木柊一郎
演出：佐光千尋（第1～6話、第10～12話）、伊藤祥二（第7～9話）
音楽：菅野光亮
制作：日本テレビ

主題歌

「再会」（歌：あおい輝彦）
作詞・作曲：網倉一也
編曲：吉川忠英
* ストリングス・アレンジ：薗広昭

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