好光孝

好光 孝（よしみつ たかし）は、1961年（昭和36年）9月23日に千葉県で生まれた、日本の多才な表現者です。主に俳優として活動する傍ら、殺陣師としてもその技量を発揮しています。身長170cm、体重58kg。現在はエビス大黒舎に籍を置いていますが、以前はアクターズエージェンシーに所属していました。

好光氏は、そのキャリアを通じて映画、テレビドラマ、舞台、Vシネマなど、数多くの映像作品や公演に参加し、様々な役柄を演じてきました。その活動は、時代劇から現代劇、サスペンス、コメディまで多岐にわたります。

映画への出演

スクリーンでは、多角的な役柄で存在感を見せています。主な出演作としては、1996年の和泉聖治監督作品『お日柄もよくご愁傷さま』、髙山由紀子監督の『風のかたみ』があります。さらに、2007年には森田芳光監督の二作品、『サウスバウンド』と『椿三十郎』にも名を連ねています。これらの作品は、彼の俳優としての幅広さを示しています。

テレビドラマでの活躍

テレビドラマの世界でも、好光氏は精力的に活動してきました。初期には、1987年の日本テレビ系『ジャングル』や、1988年のテレビ東京系月曜・女のサスペンス枠での『危険なめぐり逢い』、1989年の日本テレビ系水曜グランドロマン枠『お市御寮人』などに出演。火曜スーパーワイド枠の『アン・フェアレディ』にも登場しています。

NHKの大河ドラマや時代劇にも多数出演しており、1990年には『翔ぶが如く』、『びいどろで候〜長崎屋夢日記』に、1991年には『太平記』に参加しました。テレビ朝日系では1992年の『愛しの刑事』、人気シリーズ『はぐれ刑事純情派VII』の第18話（1994年）、そして『土曜ワイド劇場』のクリスマススペシャル『聖夜の逃亡者』（1994年）や、同枠の『牟田刑事官事件ファイル』シリーズでもその姿を見せています。

フジテレビ系では、1995年に『風のロンド』、『いつかまた逢える』、同年のテレビ朝日系『BLACK OUT』、1996年のテレビ朝日系『炎の消防隊』、CBC制作・TBS系『だいじょーぶママ』（1997年）など、連続ドラマへのレギュラー・ゲスト出演が続きました。1997年にはフジテレビ系『フェイス』の第3話や、『Dの遺伝子』にも出演しています。

単発ドラマ枠では、『火曜サスペンス劇場』にも複数回登場しており、1998年の『監察医・室生亜季子24』、1999年の『警視庁鑑識班7』などが挙げられます。特撮ドラマへの出演もあり、1998年のテレビ東京系『仮面天使ロゼッタ』第7話、1999年のテレビ朝日系『千年王国III銃士ヴァニーナイツ』に参加。TBS系の花王愛の劇場枠『はれ時々くもり』（1999年）、NHKの『しくじり鏡三郎』第17話（1999年）など、その出演歴は非常に豊富です。

舞台活動

舞台においても、好光氏は意欲的に取り組んでいます。2006年のカートプロモーション公演『二代目はクリスチャン』を皮切りに、2008年にはカートエンターテイメント公演『セピア色した風の中で』に出演。非シス人-Narcissist-公演の『龍馬の平日-It’s not Ryoman Holiday-』（2009年）、『BURAI』（2010年）にも参加しました。その他、2010年には爆裂団公演『ジパング☆ザッパー大江戸捜査忍法帖』、夢援隊Company公演『海援隊ヨリ・・・〜いつも隊士達に吹く風は英雄と言う名の潮風〜2010version』、そして2016年にはオールアクトカンパニー公演『ヴェニスの商人』に出演するなど、コンスタントに舞台活動を続けています。

その他の出演

Vシネマ作品では、『RAIN』、『修羅がゆく4』、『マザーテロリスト』、『ガリンペイロ』といったタイトルに出演。CMではエバラ食品工業の『浅漬けの素』の顔として知られ、企業VP（ビデオパッケージ）としては日産自動車、ミサワホーム、ブリヂストンなどのプロモーション映像にも登場しています。

俳優としての確かな演技に加え、殺陣師としての専門技術も持つ好光孝氏は、今後も多方面での活躍が期待されています。所属事務所はエビス大黒舎です。

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