姜白虎

姜 白虎（カン・ベクホ）について

姜白虎（カン・ベクホ）は、1999年7月29日に大韓民国仁川広域市に生まれたプロ野球選手で、現在は外野手としてKBOリーグのKTウィズに所属しています。彼は野球の世界で数々の記録を打ち立ててきた才能溢れる選手です。

プロ入り前の経歴

姜白虎は小学2年生から野球を始め、その後の高校時代には優れた成績を収めました。3年間で通算打率.406、10本塁打、108打点を記録し、特に2015年には高尺スカイドーム開場後初の本塁打を打つという偉業を達成しました。さらに、投手と捕手を両立させ、投手としては最速153km/hをマークしました。

彼の才能は、2017年8月に行われた「大統領杯高校野球大会」での活躍にも表れています。この大会でソウル高校を優勝に導き、自らもMVPに選ばれました。また、その年の第28回U-18野球ワールドカップでも韓国代表として活躍し、打率.357でチームを準優勝に導く重要な役割を果たしました。

2017年9月11日には、2018年KBO新人ドラフトでKTウィズから全体1位指名を受けて入団しました。

KTウィズでのキャリア

KTウィズに入団後、姜は外野手として登録されました。2018年3月24日、起亜タイガースとの開幕戦で早速四打数一安打一本塁打を記録し、高卒新人野手としての開幕戦初本塁打を達成しました。これにより彼はKBOリーグ史上初の快挙となりました。

また、同年7月14日のKBOオールスターゲームにも出場し、6番手投手として登板。最速150km/hを記録し、2/3回を無失点で抑えるパフォーマンスを見せました。2018年のシーズンは138試合に出場し、打率.290、29本塁打、84打点をマークし、新人王に輝きました。

翌2019年は116試合に出場し、打率.336、13本塁打、65打点を記録。また9月29日の試合ではKTウィズ入団後初の投手登板を果たし、1イニングを無安打無失点に抑えました。2019年にはWBSCプレミア12韓国代表にも選ばれ、日本戦での3打点の活躍が特に注目されました。

2020年は主に一塁を守り、初めてゴールデングラブ賞を獲得しました。2021年には東京オリンピック野球代表として出場し、KTの韓国シリーズ優勝にも貢献。

2023年にはWBCや杭州アジア競技大会に出場し、アジア競技大会での優勝により兵役免除の恩典を受けましたが、10月には負傷し、韓国シリーズやアジアプロ野球チャンピオンシップには出場できませんでした。

エピソード

姜白虎の名前は有名な漫画『スラムダンク』の韓国語翻訳版の桜木花道の名に由来しています。両親は彼に元気よく成長してほしいとの思いを込め、「白虎」と名付けました。

2023年のWBCでは、オーストラリアとの初戦で代打として出場し、打球がフェンス直撃の二塁打となったものの、塁上での判定ミスからアウトとなり、試合は逆転の機会を逸しました。また、彼はこの大会で全ての試合でヒットを記録し、打率.500を達成。

まとめ

姜白虎は、若くして多くの成果を上げてきたプロ野球選手であり、これからのさらなる活躍が期待されています。彼の今後の成長と成功から目が離せません。

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