姫戸町

旧姫戸町について

旧姫戸町は、熊本県の南東部、天草上島の南東に位置していた町です。2004年3月31日に、大矢野[[町]]、松島町、龍ヶ岳町と合併し、上天草市となりました。旧姫戸町は、上天草市姫戸町として、その名を残しています。

歴史

姫戸町の歴史は、1889年4月1日の町村制施行に始まります。当時、姫浦村と二間戸村が合併し、姫戸村が発足しました。その後、1962年4月1日に町制を施行し、姫戸町となりました。

しかし、1972年7月6日には、昭和47年7月豪雨により、町は甚大な被害を受けました。土石流などにより、死者・行方不明者が46人に及ぶ大災害となり、家屋の全壊は78戸以上、半壊は17戸以上に達しました。特に西川内板平地区では、40戸近くの家が流出するという壊滅的な被害を受けました。

2004年3月31日、姫戸町は、天草郡の大矢野[[町]]、松島町、龍ヶ岳町と合併し、上天草市となりました。

行政

町のシンボルである町章は、公募により1975年4月1日に制定されました。この町章は、熊本市に在住していた男性の作品です。

歴代の町長については、記録が残っています。

町民に親しまれていた町歌としては、「姫戸音頭」がありました。

経済

姫戸町の産業は、漁業と農業が中心でした。特産品としては、ワタリガニ、チリメンジャコ、車エビ、ポンカン、天草大王など、豊かな海の幸と山の幸に恵まれていました。

製造業では、1970年に創業したヤマハ天草製造株式会社が、町経済を支える重要な役割を担っていました。

教育

町内には、以下の教育機関がありました。

姫戸町立姫戸小学校（現・上天草市立姫戸小学校）
姫戸町立牟田小学校（現・上天草市立牟田小学校）
姫戸町立姫戸中学校（現・上天草市立姫戸中学校）

これらの学校は、合併後、上天草市立の学校として、現在も地域の子どもたちの教育を担っています。

交通

道路

町内には、国道266号が通っていました。

航路

かつては、天草観光汽船が、本渡港と姫戸港、八代港を結ぶ航路「ブルーライナー」「ブルーライナー2」を運航していました。しかし、この航路は2006年12月に運航を休止し、2011年12月20日に廃止されました。また、三角港へ向かう航路も存在しましたが、現在は運航を休止しています。

観光

姫戸町には、以下のような観光スポットがありました。

姫戸公園（桜、つつじの名所）
諏訪公園（海水浴場、キャンプ場）
小島公園（海水浴場、キャンプ場）
白獄森林公園（キャンプ場）

これらのスポットは、自然を満喫できる場所として、多くの人に親しまれていました。

出身者

漫画家のねこクラゲさんは、姫戸町の出身です。

関連項目

熊本県の廃止市[[町村]]一覧

外部リンク

姫戸町商工会
姫戸町ホームページ（2004/06/18アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
* 東京天草郷友会

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