学芸出版社

株式会社学芸出版社

株式会社学芸出版社（がくげいしゅっぱんしゃ、英: Gakugei Shuppansha Co., Ltd.）は、京都府京都市下京区に本社を置く、日本の総合出版社です。特に、まちづくりを中心とした分野において、専門性の高い書籍を多数出版していることで知られています。

歴史

学芸出版社の歴史は、創業当初の理科・数学系の教科書出版から始まりました。その後、時代とともにその出版領域を拡大し、現在の姿へと発展を遂げています。

創業当初： 理科・数学系の教科書を中心に事業を展開。
1970年代： 建築分野への進出を本格化させ、専門的な書籍の出版を開始。
1980年代： 工業高校や専門学校向けの教科書、建築専門書、和風建築に関する書籍を出版。特に80年代後半には、和風建築分野で注目を集めました。
1990年代： 都市計画、交通、まちづくり分野へと領域を広げ、これらの分野における書籍の出版を開始。また、建築実務書がヒットし、同社の主要な柱の一つとなりました。1995年頃からは、専門学校や大学向けの建築教科書が売れ行きを伸ばし、こちらも同社の柱として成長しました。
2000年代： NPO分野への進出、季刊誌「まちづくり」の発行（2014年休刊）。2005年頃からは、観光分野へも進出し、建築系大学向けの教科書も出版しています。
2010年代： 農や地域デザインなどの地域振興分野にも注力。2011年には、山崎亮氏の著書『コミュニティデザイン』がベストセラーとなり、大きな話題となりました。2014年には、44年間社長を務めた京極迪宏氏から前田裕資氏に代表取締役社長が交代し、組織の若返りを図る取り組みが始まりました。
2015年： 麻生伸一氏、宮本裕美氏、井口夏実氏、知念靖広氏の4名が取締役に就任。この人事により、正規社員の平均年齢は33.6歳、常勤役員の平均年齢は48.3歳となり、組織の若返りが進みました。
2021年： 井口夏実氏が代表取締役に、岩﨑健一郎氏が取締役に就任し、新たな経営体制がスタートしました。

現在の学芸出版社

現在、学芸出版社は、長年の歴史の中で培ってきた専門知識と、常に変化する社会のニーズに応える柔軟性を持ち合わせ、幅広い分野の書籍を出版しています。特に、まちづくり分野においては、その専門性と実践的な内容が高く評価されており、研究者から実務者まで幅広い層に支持されています。

外部リンク

学芸出版社
学芸出版社 (@gakugei_today) · Twitter


学芸出版社は、今後も社会の変化に対応しながら、専門性の高い出版活動を通じて、社会に貢献していくことが期待されます。

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