宇佐美和彦

宇佐美和彦（うさみ かずひこ）は、1992年3月17日生まれの日本の元ラグビーユニオン選手です。愛媛県西条市出身で、ポジションは主にロック（LO）を務めていました。身長198cm、体重115kgという恵まれた体格を持ち、その体格を生かしたプレーで観客を魅了しました。ニックネームは「うーさん」、「KAZU」、「うさ」など、親しみやすい愛称で呼ばれていました。


また、元プロ野球選手の宇佐美塁大は従兄弟にあたります。

プロフィール

宇佐美は、西条高校卒業後の2010年に立命館大学に進学しました。西条高校時代には、全国高等学校ラグビーフットボール大会（花園）への出場は叶いませんでしたが、第89回大会の決勝戦前に行われたU18合同チーム東西対抗戦に出場し、その実力を示しました。

立命館大学では、2010年にU20日本代表に選出され、2012年には日本代表スコッド入りを果たしました。2013年には、関西大学ラグビーフットボールリーグでの優勝に大きく貢献し、チームを牽引しました。大学卒業後の2014年には、キヤノンイーグルスに加入し、同年8月24日のジャパンラグビートップリーグ第1節、トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦で先発出場を果たし、公式戦デビューを飾りました。


2015年4月19日には、アジアラグビーチャンピオンシップの韓国戦で日本代表として初キャップを獲得しました。また、同年8月にはラグビーワールドカップ2015のバックアップメンバーにも選ばれました。さらに、12月にはスーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズの2016年スコッドに選ばれるなど、着実にステップアップしていきました。


2017年にはパナソニック ワイルドナイツに移籍し、その後2019年にはキヤノンイーグルスに復帰しました。2021年に現役を引退し、横浜キヤノンイーグルスのアシスタントコーチに就任しましたが、2022年にチームを退団しました。現役時代には、日本代表として10キャップを記録しています。

プレースタイル

恵まれた体格を活かした、力強いプレーが持ち味です。特にロックとしてのセットプレーでの貢献度が高く、ラインアウトでのキャッチングやスクラムでの推進力でチームに貢献しました。また、フィールドプレーでは、タックルやボールキャリーにおいても存在感を発揮していました。日本代表では、その献身的なプレーでチームを支え、勝利に貢献しました。

人柄

真面目で努力家な性格で、常に向上心を持ってラグビーに取り組んでいました。チームメイトからの信頼も厚く、そのリーダーシップでチームを牽引しました。引退後も、コーチとしてチームを支え、若手選手の育成に尽力しました。また、ファンサービスにも積極的で、多くのファンから愛されていました。

その他

宇佐美は、愛媛県出身の人物、立命館大学の人物として、地域や学校の関係者からも多くの応援を受けていました。また、立命館大学ラグビー部で同級生だった井之上明、嶋田直人、庭井祐輔らと共に切磋琢磨し、互いを高め合っていました。彼らの存在も、宇佐美の成長に大きく影響を与えたと考えられます。

まとめ

宇佐美和彦は、その恵まれた体格と努力で、日本のラグビー界に大きな足跡を残しました。選手としての活躍はもちろんのこと、引退後もコーチとしてラグビー界に貢献しており、今後の活躍も期待されます。

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