安全地帯LIVE

『安全地帯LIVE』

『安全地帯LIVE』は、日本のロックバンド、安全地帯の2枚目のライブアルバムです。このアルバムは1987年6月10日にKitty Recordsからリリースされ、前作から約1年のブランクを経た作品となっています。本作は、特に『安全地帯V』アルバムに収録されている楽曲が中心となっており、1987年4月20日から25日にかけて日本武道館で行われた「安全地帯Vツアー」の模様が収められています。

アルバムは、プロデューサーの星勝と金子章平が手掛け、安全地帯自身も制作に関与しました。高い演奏技術と感情豊かなパフォーマンスが評価され、特にライブでの熱狂が伝わる作品に仕上がっています。リリース時には、CDは2枚組の特殊装丁となっており、ライブの場面を捉えた写真集が付属しています。さらに、1990年7月25日と1992年11月21日にはCD盤が再リリースされ、多くのファンに親しまれ続けています。

このライブアルバムは、日本の音楽シーンにおいて安全地帯の地位を確立する一因となり、CDジャーナルからは「名実共にトップ・グループの風格が備わってきた」と評価されるなど、称賛の声も多く寄せられました。

収録曲とスタッフ

『安全地帯LIVE』に収録された曲は、主にアルバム『安全地帯V』から選曲されています。バンドのメンバーは、玉置浩二（ボーカル）、矢萩渉（ギター）、武沢豊（ギター）、六土開正（ベース・キーボード）、田中裕二（ドラムス）で構成されています。また、トランペットやサックスを担当する参加ミュージシャンもおり、演奏に一層の深みを加えています。

本作のプロデューサーである星勝と金子章平をはじめ、多数のスタッフがアルバム制作に携わりました。エグゼクティブ・プロデューサーとして多賀英典が名を連ね、コンサートスタッフやレコーディングエンジニアもそれぞれの役割を果たしており、全体のクオリティを高める要因となっています。

リリースと評価

1987年にリリースされた『安全地帯LIVE』は、ライブ音源を忠実に再現した一作であり、当時の音楽シーンにおける安全地帯の影響力を伺わせるものでした。リリースから数年後にも再販が行われ、世代を超えて多くのファンに愛されています。また、同時期にリリースされたライブビデオ『To me 安全地帯LIVE』も話題となり、バンドのパフォーマンスを映像でも楽しむことができる貴重な作品となりました。

このように、アルバム『安全地帯LIVE』は、音楽としての価値だけでなく、日本のロック界における重要な作品として位置づけられています。今後も多くの人々に聴き継がれることでしょう。

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