安全地帯XIII JUNK

アルバム『安全地帯XIII JUNK』について

『安全地帯XIII JUNK』（あんぜんちたいサーティーン ジャンク）は、日本のロックバンド、安全地帯の13枚目のオリジナル・アルバムです。このアルバムは、2011年11月16日にユニバーサルミュージックジャパンからリリースされました。前作『安全地帯XII』からわずか2ヶ月後という短期間での発表で、音楽性や歌唱力に対する期待感が高まりを見せました。

アルバムの制作

本作の作詞には松井五郎、玉置浩二、須藤晃が参加し、作曲は主に玉置浩二が担当しています。また、プロデューサーには玉置浩二自身と末崎正展が名を連ねています。レコーディングは日本国内で行われ、過去の楽曲のセルフカバーという形で1987年から2005年までにリリースされたシングルやアルバムから人気曲が選ばれました。

収録曲の特徴

収録曲には、往年の名曲「田園」や「メロディー」、さらには「MR.LONELY」などが含まれており、特に「田園」は29枚目のシングルとして先行リリースされました。アルバム全体を通じて、既存の楽曲に新たなアレンジが施され、玉置の豊かな歌声が引き立つ内容となっています。特に、アルバム『JUNK LAND』からの曲が多く収録されており、ファンにとって耳馴染みのあるメロディが楽しめます。

プロモーションとリリース

本作のリリースは、2011年9月22日の音楽ナタリーによる告知から始まり、その後BARKSなどでも情報が発表されました。初回限定盤には約35分の「田園」のミュージックビデオを収録したDVDが付属し、豪華な内容となっています。初回盤と通常盤ではジャケットデザインが異なり、初回盤では玉置がサングラスを掛けた姿が印象的に収められています。

評価と反響

発売後、音楽情報サイト『CDジャーナル』や『TOWER RECORDS ONLINE』からは、高い評価を受けました。「さらなる新たな息吹を吹き込んだ、渾身の一枚」という評価や「圧倒的な玉置の歌唱と、パワフルなバンド・サウンドが光る」といった称賛の声が上がり、ファンや批評家に支持されました。オリコンアルバムチャートでは最高18位を記録し、登場週数は4回、売上は0.6万枚となりました。

まとめ

『安全地帯XIII JUNK』は、今なお音楽シーンで輝きを放つ安全地帯のアルバムの一つです。原曲の持つ魅力を再発見できるだけでなく、新たな視点からも楽しめる内容で、聴く者に感動を与え続けています。安全地帯のファンはもちろん、初めて聴く製作過程や背景に触れることで、新たな音楽体験が得られることでしょう。

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