安永英雄

安永 英雄（やすなが ひでお）

安永英雄は、1920年2月21日に福岡県鞍手郡若宮町（現在の宮若市）で誕生しました。1983年6月8日に亡くなるまでの83年間、彼は経歴を通じて日本の政治界に重要な爪痕を残しました。彼は日本社会党の政治家として、4期にわたり参議院で活動を展開しました。

教育者としての道

安永は福岡師範学校（現在の福岡教育大学）を1940年に卒業し、教育の現場に踏み出しました。彼は小中学校の教諭を務め、後に福岡県教職員組合の委員長や、県内の労働組合評議会の議長という重要な役職も歴任しました。教育者としての彼の経験は、政治家としての活動にも大きな影響を与えました。

政治家への転身

1968年には、参議院議員通常選挙で日本社会党の公認候補として全国区から立候補し、初当選を果たしました。彼はその後2期務めましたが、1980年の第12回参議院議員通常選挙で落選することになります。しかし、安永の議員としての道は終わりませんでした。1983年には比例区から再び立候補し、見事に当選を果たしました。

役職と受賞

国会内では、安永は建設委員長や決算委員長などの重要な役職を務め、その高い能力が認められました。また、党内においては参院国対委員長や参議院議員会長など、多くの要職に就きました。彼の政治活動が評価された結果、1995年には春の叙勲で勲二等旭日重光章を受章しました。

引退と晩年

1995年に政治活動から引退した安永ですが、その後も国民に広く知られる存在であり続けました。彼の生涯は、教育から政治へと続く道のりであり、数々の功績を残した政治家として注目されます。日本の政治史において、彼の貢献は忘れられることはないでしょう。

最期の時

安永英雄は2003年6月8日に83歳で亡くなりました。彼の死後、正八位から正四位に叙され、その生涯を通じた貢献が評価されました。政治家として、また教育者としての彼の存在は、多くの人々に深い影響を与えたことでしょう。彼の取り組みや努力は、後進の政治家たちの道しるべとなることでしょう。

参考文献

• - 『新訂 政治家人名事典 明治～昭和』日外アソシエーツ、2003年。
• - 『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』日外アソシエーツ、2005年。
• - 『議会制度百年史 貴族院･参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
• - 『国政選挙総覧：1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。

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