安芸津駅

安芸津駅について

安芸津駅（あきつえき）は、広島県東広島市安芸津町に位置し、西日本旅客鉄道（JR西日本）が運営する呉線の重要な駅です。駅番号はJR-Y23で、地域の交通において重要な役割を果たしています。

駅の歴史

安芸津駅の歴史は1935年に遡ります。同年の2月17日、鉄道省によって三呉線の一部として安芸三津駅が開設されました。その後1949年11月に現在の「安芸津駅」という名称に改称されました。1978年4月1日には貨物取扱が廃止され、1985年には荷物の取り扱いも終了しました。

1987年には国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となるとともに、1990年には「みどりの窓口」の営業が開始されました。しかし、2003年には業務委託化が進み、2005年からは駅業務が東広島市に引き継がれました。近年では観光列車「etSETOra」や臨時快速「瀬戸内マリンビュー」が新たに停車駅として加わり、利用の機会が増えています。

駅の構造

安芸津駅は相対式ホーム2面2線を持ち、列車の交換が可能な地上駅です。三原方面行きのホームには駅舎が併設されており、反対側の呉方面行きホームには地下道でアクセスできます。駅舎内には男女別の水洗式公衆トイレが設置されています。

また、安芸津駅は簡易委託駅として位置付けられ、平日の一部時間帯のみ窓口業務を行っています。自動改札機は設置されていませんが、ICOCAを含むICカードによる乗車が可能で、専用カードリーダーにより処理されます。

駅周辺

駅周辺は東広島市安芸津町の中心部に当たり、公的な施設や商業店舗が多く存在しています。バス路線も充実しており、駅前ロータリーには芸陽バスや海風バスが発着しています。芸陽バスは安芸津 - 西条駅前を結ぶ路線があり、近畿大学へのアクセスも提供しています。一方、海風バスは地域循環走路として安芸津駅を基点として運行されています。

航路と道路

安芸津駅から約200メートルのところには安芸津港があり、安芸津フェリーによる大崎上島町への航路も利用可能です。さらに、主要道路も整備されており、広島県道207号や國道185号が駅近くを走っています。

終わりに

安芸津駅は地域社会における重要な交通拠点であり、新しい交通サービスの追加や利便性向上があります。地域住民にとってこの駅は日常の移動に欠かせない存在となっており、訪れる人々にとっても利便性が提供され続けています。

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