安藤信民

安藤信民（あんどう のぶたみ）は、江戸時代後期に陸奥国磐城平藩の第6代藩主を務めた人物です。対馬守系安藤家の11代目にあたります。

生涯

安政6年（1859年）10月16日、第5代藩主・安藤信正の長男として誕生しました。しかし、文久2年（1862年）に父・信正が文久の改革によって失脚。同年8月16日には強制的に隠居させられるという処分を受けました。これにより、信民はわずか3歳にして家督を継承することとなりました。

ただし、藩の石高は5万石から3万石に削減され、さらに信民自身が幼少であったため、藩政の実権は実父である信正が代行することとなりました。しかし、信民は翌文久3年（1863年）8月10日に、わずか5歳という若さでこの世を去りました。

後継者となるべき実子がなかったため、信正は信濃国岩村田藩の内藤家から養子を迎えることとしました。迎えられたのは信民の従兄にあたる信勇であり、彼が安藤家の家督を継ぐこととなりました。

系譜

* 父: 内藤信正

安藤信民は、激動の時代に翻弄され、短くも波乱に満ちた生涯を送った藩主と言えるでしょう。

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