安藤至大

安藤至大（あんどう むねとも）

安藤至大は、1976年東京都生まれの日本の経済学者です。現在、日本大学経済学部の教授として教鞭を執る傍ら、経済産業省の委員会委員も務めています。専門分野は、契約理論、労働経済学、法と経済学と多岐に渡ります。

学歴

1994年3月に法政大学第二高等学校を卒業後、1998年3月に法政大学経済学部経済学科を卒業しました。その後、東京大学大学院に進学し、2000年3月に経済学研究科修士課程を修了。さらに研究を深め、2003年3月に同研究科博士課程を単位取得退学しています。同年、東京大学より博士（経済学）の学位を授与されました。

職歴

2003年4月から東京大学経済学研究科附属日本経済国際共同研究センターの研究員としてキャリアをスタートさせました。同年10月には政策研究大学院大学の助手、2004年4月には同大学の助教授に就任。2005年4月からは日本大学大学院総合科学研究科の助教授として移り、2007年4月に准教授となりました。その後、2015年4月には日本大学研究所（総合科学研究所）の准教授、2018年4月には日本大学経済学部の教授に就任しました。研究者としてだけでなく、2021年3月からは経済産業省の調達価格等算定委員会の委員も務めています。

研究分野

専門分野である契約理論、労働経済学、法と経済学を中心に研究活動を行っています。これらの分野において、理論的な分析だけでなく、実証的な研究も行っており、現代社会における経済問題の解決に貢献することを目指しています。

著書

安藤至大は、研究活動と並行して多くの著書を執筆しています。単著としては、ミクロ経済学の入門書である『ミクロ経済学の第一歩』（有斐閣、2013年）や、働き方に関する基本的な知識をまとめた『これだけは知っておきたい 働き方の教科書』（ちくま新書、2015年）などがあります。また、共著も多数あり、『脱格差社会と雇用法制』（日本評論社、2006年）、『雇用社会の法と経済』（有斐閣、2008年）、『教育の失敗～法と経済学で考える教育改革～』（日本評論社、2010年）、『オイコノミア ぼくらの希望の経済学』（朝日新聞出版、2014年）、『新しいマンション標準管理規約 2016年改正』（有斐閣、2017年）、『既存住宅市場の活性化』（東洋経済新報社、2017年)、『解雇規制を問い直すー金銭解決の制度設計』（有斐閣、2018年)、『タワーマンションは大丈夫か？！』（プログレス、2020年)、『経済学部教授とキャリアコンサルが考える 就活最強の教科書』（日本経済新聞出版、2021年)など、多岐にわたるテーマで経済学の知見を社会に発信しています。

メディア出演

安藤至大は、テレビ番組にも多数出演しています。NHK教育テレビの経済番組『オイコノミア』（2012年4月 - ）では講師を務めました。その他、『ニッポンのジレンマ』（2013年1月1日 NHK教育テレビ）、『日経みんなの経済教室』（2013年10月 - BSジャパン）、『日経FTサタデー９』（2016年4月 - BSジャパン）など、経済に関する番組で解説や意見を述べています。

人物

双子の弟に弁護士の圓道至剛がいます。安藤至大の幅広い知識と研究成果は、経済学の発展に大きく貢献しています。また、テレビ出演を通じて、経済学の面白さを一般の人々に伝える活動にも力を入れています。

外部リンク

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