安藤麻吹

安藤 麻吹（あんどう まぶき）

安藤麻吹（本名：安藤麻由美、生年：1969年3月30日）は、日本の女性声優および舞台女優であり、神奈川県出身です。現在はしまだプロダクションに所属しています。

来歴・人物

安藤麻吹は中学時代、薬師丸ひろ子や原田知世、渡辺典子といった角川三人娘に強い憧れを抱いていました。当初は角川映画のアイドルになりたいという夢を持っていたものの、実際に演じることに対しての具体的な経験はありませんでした。しかし、彼女の演技への情熱は中学3年生のときに劇団ひまわりに通い始め、そこで演技の基礎を学びました。約4年間の訓練を経て、神奈川県立富岡高校を卒業し、1991年には劇団俳優座に入団します。デビューは同年の舞台『さりとはつらいね』です。

舞台を中心に活動を展開しましたが、2009年3月まで劇団に所属しながら、テレビドラマや映画での活動も少しずつ増やしていきました。特に、『ER緊急救命室』でのマイケル・ミシェルの吹き替えを担当し、その後は声優として認知されるようになりました。彼女はジェニファー・ガーナーやナオミ・ワッツ、マリサ・トメイなどの多くの海外女優の声を担当しており、その実力が評価されています。

主な活動

安藤麻吹の声優キャリアには多くのテレビドラマ、映画や舞台参加が含まれます。たとえば、テレビドラマでは『相棒』の水元湘子役や『ER緊急救命室』、さらには『クイズ!脳ベルSHOW』のゲスト出演などがあります。

映画では、実写作品『真・女立喰師列伝』に出演し、物語の学食のマブ役を務めました。舞台作品には、デビュー作である『さりとはつらいね』をはじめ、エドワード・アレビーの『かもめ』やシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』、山田太一の『フルサークル』など、幅広い作品に出演しています。

声優としては、安藤はサルマ・ハエックやジェニファー・ガーナー、ナオミ・ワッツの吹き替えの他、アニメやゲームでも数多くの役を演じています。たとえば、テレビアニメ『名探偵コナン』では複数のキャラクターを担当し、人気アニメ『進撃の巨人』でも声優として参加しています。ゲームでは『ファイナルファンタジー』シリーズのヲルバ＝ユン・ファング役や、アクションゲーム『Ghost of Tsushima』の安達政子役など、幅広いキャラクターを演じました。

安藤麻吹はその多才さと演技力で、様々なジャンルで活躍し続ける女優です。彼女の演技は視聴者やファンに深く愛され、多くの作品で重要な存在となっています。独特の表現力と声の魅力により、今後もさらなる成長と活躍が期待されています。彼女の公式プロフィールは、しまだプロダクションのサイトや、SNS等でも確認できます。

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