安部駿亮

安部 駿亮

安部 駿亮（あべ しゅんすけ）は、2002年4月30日に生まれた日本のラグビーユニオン選手です。主たるポジションはタイトヘッドプロップ（右プロップ）であり、現在、ジャパンラグビーリーグワンに参戦するレッドハリケーンズ大阪の一員として活動しています。

大分県立大分舞鶴高等学校でラグビーキャリアを積んだ安部選手は、高校2年次に全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会、通称「春の熊谷」の舞台に立ちました。この時期からすでに右プロップとしてチームに貢献しており、将来有望なプロップとしての片鱗を見せていました。

高校卒業後、安部選手は青山学院大学へ進学します。大学でのキャリアは、1年時の5月に開催された関東大学春季大会でのベンチ入りから始まりました。当初は控えとしての出場機会が多かったものの、次第に頭角を現し、出場試合においてはほぼ全ての場面で先発の右プロップとしてグラウンドに立ち続けるようになります。4年間を通じて、彼は青山学院大学ラグビー部のスクラムを支える要として成長を遂げ、最終学年となった年には、チームを全国大学ラグビーフットボール選手権大会出場へと導く原動力の一つとなりました。大学選手権での経験は、彼の競技者としての幅をさらに広げたことでしょう。

大学での充実した日々を経て、安部選手は新たなキャリアの扉を開きます。2025年2月3日、彼はジャパンラグビーリーグワンのレッドハリケーンズ大阪へ、シーズン途中でチームに加わるアーリーエントリーでの加入を発表しました。これは、大学在学中にプロチームから実力を高く評価されたことを意味します。大学での学業は2025年3月に修了し、その後、本格的にプロ選手としての道を歩み始めました。

高校時代の選抜大会出場、青山学院大学での中心選手としての活躍、そして大学選手権への進出といった確かなステップを経て、安部選手はジャパンラグビーリーグワンという国内最高峰の舞台へと足を踏み入れました。レッドハリケーンズ大阪でのプロキャリアを通じて、培ってきた強固なスクラム能力や献身的なプレーに磨きをかけ、チームの勝利に貢献していくことが期待されています。彼の今後の活躍から目が離せません。

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