定岡徹久

定岡徹久のプロフィールとキャリア

定岡徹久（さだおか てつひさ）は、1960年7月23日に鹿児島県鹿児島市で生まれた元プロ野球選手であり、俳優でもあります。彼は定岡三兄弟の末っ子で、長兄には元南海ホークスの定岡智秋、次兄には元巨人の定岡正二がいます。さらに、甥には元楽天の定岡卓摩がいます。また、妻は元女優の斉藤浩子です。

学生時代と野球キャリアの始まり

徹久は鹿児島実業高に在籍し、2年生エースの鹿島忠を中心に、1978年の夏の甲子園に出場しましたが、静岡高に惜しくも惜敗しました。高校卒業後、専修大学に進学し、東都大学リーグでの経験を積みました。特に、彼の1年上の先輩山沖之彦が活躍した1981年の明治神宮野球大会では決勝に進みましたが、法政大学に敗れました。その間、通算69試合に出場し、6本塁打を記録、西へ進学した学生時代の努力が彼の野球人生の基礎を築きました。

プロ入りとその後の活動

1982年、定岡は広島東洋カープから3位指名を受けてプロ入りしました。期待されながらも、なかなかレギュラーに定着できず、1988年には日本ハムファイターズへ金銭トレードで移籍。しかし、移籍後も固定した立場は得られず、1990年には現役を引退しました。引退時にはスカウトの話もありましたが、彼の人生は新たな道へと進みました。

タレント活動とその後

引退後は、元女優の妻・斉藤康子と共に研音に所属し、「テツ定岡」としてタレント業に進出し、1990年代を中心に活躍しました。その後、東京・代官山で輸入メガネ店『アバーロ』の店長を務めました。2011年には自由が丘に新たにメガネショップ『Arcana（アルカナ）』をオープンしましたが、2013年に閉店しました。

監督としての活動

2013年、江戸川区球場で開催された「2013 アジアろう野球シリーズ」において日本代表の監督を務めるなど、野球界への貢献も続けています。さらに、その後は兄智秋がコーチを務めた九州総合スポーツカレッジ野球部の監督として活動し、2021年からはコーチとして後進の指導にあたっています。

私生活とエピソード

彼の私生活に関しても興味深いエピソードがあります。妻となる斉藤との出会いは、兄の正二に連れられてのデートでした。この時、斉藤は正二の相手の女性が連れてきたカモフラージュの存在として登場し、二人の運命が交わることになりました。

成績と記録

プロ野球選手としての徹久は、1983年に初出場し、初安打、初打点を記録しました。これらの経験は彼のスポーツ人生において重要な位置を占めています。背番号は、1983年から1987年は「5」、1988年途中から「25」、そして1990年まで「59」として活躍しました。

エンターテイメントにおける活動

タレント活動としてドラマ出演もあり、特に1991年の『世にも奇妙な物語』や『外科病棟女医の事件ファイル』では印象強い役柄を演じました。彼の多才さは、スポーツ界を超えてエンターテイメント分野でも光を放っています。

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