斉藤浩子

斉藤浩子のプロフィールと来歴

斉藤浩子（さいとう ひろこ）は、1960年6月15日生まれの日本の女優および元歌手である。東京都で生まれ、堀越高等学校を卒業後、東映児童研修所や富士企画に所属して芸能界に足を踏み入れた。

子役から女優への道

彼女が子役として活動を始めたきっかけは、幼少期に体が弱かったことに由来する。両親は彼女に何か習い事をさせるために、当時設立された東映児童研修所に入所させた。斉藤は、15歳上の姉が松竹歌劇団に所属していた影響で芸能界に憧れを抱いていた。また、兄も同じく東映演技研修所に在籍しており、潮哲也と友人だったことから、彼との交流があった。

末っ子として育った斉藤は、年齢が離れた兄姉と交流を持つ中で、人見知りをせずに育った。このため、東映研究所に所属するとすぐに子役として人気を博し、特撮ドラマの代表作である『仮面ライダー』シリーズや『超人バロム・1』『人造人間キカイダー』などに出演。その役柄は、お嬢さまや博士の娘といったしっかりしたキャラクターが多く見られた。

しかし、中学生の頃、忙しさから『SFドラマ 猿の軍団』の撮影と修学旅行が重なり、修学旅行に行けなかったこともあった。また、家族の背景から警視庁のPR映画にも出演する機会があった。

女優としてのキャリア

1970年代後半には女優としての活動が本格化したが、20歳の時に一度は芸能界を引退。後に定岡正二の実弟、定岡徹久との出会いがあり、24歳の時に結婚を機に芸能界から完全に身を引き、主婦として生活を送った。

一方で、2010年にはCSファミリー劇場のインタビューに出演し、彼女の過去の活動を振り返る機会を持った。また、2011年には夫と共に自由が丘にメガネと革製品の店「アルカナグラスハウス」をオープンしたが、2013年には営業を終了した。

代表的な出演作品

斉藤浩子の出演作は多岐にわたりますが、一部の代表的な作品を以下に示します。
1. 映画
- 女渡世人（1971年 / 東映） - お夏
- 仮面ライダー対ショッカー（1972年 / 東映） - 大道寺珠美
- 飛び出す立体映画 イナズマン（1974年 / 東映） - ミチル
2. ドラマ
- 特別機動捜査隊（NET）
- 仮面ライダーシリーズ（1971 - 1973年）
- SFドラマ 猿の軍団（1974 - 1975年、TBS） - ユリカ
- 土曜ワイド劇場『変装探偵! 殺人鬼はバラが好き』（1981年）
3. 音楽番組
- 歌はともだち（1970 - 1971年、NHK総合）

結論

活発な子役時代から、多くの作品に出演し続けた斉藤浩子は、幼少期の経験や家族の影響を受けて、幅広いキャリアを展開した。しかし、結婚を機に専業主婦としての生活を選び、今ではその活動は一段落している。

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