室駅

室駅（むろえき）

室駅は岐阜県大垣市木戸町に位置している、養老鉄道養老線の地上駅です。1916年に貨物駅として開業し、以降多様な鉄道会社に属してきた歴史があります。この駅は特に揖斐方面へ向かう路線に近接しており、地域の重要な交通拠点となっています。

歴史

室駅は1916年4月1日に、養老鉄道の大垣 - 東赤坂間に貨物駅として新設されました。その後、1922年には揖斐川電気会社に合併、1928年には養老電気鉄道に移行します。さらに1929年には伊勢電気鉄道養老線に、1936年には養老鉄道の駅となりました。

1940年には参宮急行電鉄の駅となり、その翌年には大阪電気軌道と合併し関西急行鉄道の駅となります。1944年に近畿日本鉄道の駅に指定され、1956年には旅客営業を開始します。2007年10月1日には、近鉄から経営が分離され、現在の養老鉄道（新）の駅としての運営が始まりました。

駅構造

室駅は揖斐方面に向かって左側に位置する1面1線の単式ホームを有する地上駅です。この駅は、桑名・養老方面と揖斐方面が分岐する地点の近くにありますが、ホームは揖斐方面の路線のみとなっています。そのため、室駅では揖斐行きと大垣行きの列車のみが運行されています。

1972年6月30日までは、桑名・養老方面へ向かう新室駅も存在し、乗り換えが可能でしたが、現在は駅員が配置されていない無人駅です。駅舎は存在していますが、現在は待合スペースとして利用されており、ホームへのアクセスは駅舎を通る必要がありません。

利用状況

室駅の利用状況は年によって変動しており、乗降人員の調査結果は毎年変わる要因に影響を受けます。年度ごとの総計値が示され、最高値や最低値は色分けされています。これにより、利用状況のトレンドを把握することができます。

駅周辺

駅周辺には木戸公園やスイトピアセンター、大垣市立図書館などの施設があります。また、大垣室町郵便局も近くにあり、地域住民にとっても便利な場所です。さらに、隣接する駅には養老鉄道の北大垣駅があり、鉄道ネットワークとしての役割も果たしています。

室駅は歴史ある駅であり、地域の人々にとって大切な交通の要所です。これからもその使命を果たし続けていくことでしょう。

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