宮内慶大

宮内慶大（みやうち けいた）選手は、2002年9月26日に生まれた日本のラグビーユニオン選手です。現在は、国内トップリーグであるジャパンラグビーリーグワンに加盟するコベルコ神戸スティーラーズに所属しており、主にプロップとしてプレーしています。

キャリアの始まり

ラグビーとの出会いは、中学1年生の時に福岡県のつくしヤングラガーズに加わったことからです。早くからその才能は注目を集め、中学3年生時には福岡県中学代表として第23回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会に出場。この大会でチームは3位という好成績を収め、宮内選手自身も全国の舞台で貴重な経験を積みました。

高校での飛躍

高校はラグビー強豪校として名高い東福岡高等学校（福岡県福岡市）に進学します。高校では主に左プロップのポジションを担い、チームのスクラムを支える存在となりました。高校2年時には、冬の全国高等学校ラグビーフットボール大会（通称：花園）と、春の全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会（通称：熊谷）に控え選手としてメンバー入りし、全国大会の雰囲気を肌で感じました。高校3年次にはレギュラーに昇格し、中心選手として活躍。2年連続の出場となった花園では、チームの快進撃を支え、ベスト4進出に大きく貢献しました。その卓越したプレーは高く評価され、大会優秀選手にも選ばれています。東福岡高校での経験は、宮内選手を全国トップレベルの選手へと成長させる重要な期間となりました。

大学での成長

高校卒業後、宮内選手は関西大学へ進学します。大学ラグビーの舞台でも、すぐにその実力を発揮。1年次の2021年9月からは、関西大学ラグビーフットボールリーグの全試合に先発出場という、異例とも言える活躍を見せました。2年次、3年次と、継続してチームの主力として先発出場を続け、大学リーグでの経験値を着実に積み重ねます。4年次にはチームはAリーグで最下位という苦しい結果に終わりましたが、入替戦では見事なパフォーマンスを見せ、チームを一部リーグ残留へと導きました。関西大学での4年間は、常にチームの中心選手として、多くの試合で経験を積んだ貴重な期間でした。

プロフェッショナルへの道

大学での確かな実績が認められ、プロの世界への扉が開かれます。2025年1月24日、宮内選手はジャパンラグビーリーグワンに所属するコベルコ神戸スティーラーズへ、アーリーエントリーでの入団を発表しました。これは、大学在学中にプロチームの一員となることを意味します。大学での学びを終えた同年3月に関西大学を卒業し、本格的にプロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせました。

中学、高校、大学と、各年代で着実にステップアップし、輝かしい実績を残してきた宮内選手。プロの世界であるリーグワンでの今後の活躍に、大きな期待が寄せられています。

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