宮古島海宝館

宮古島海宝館は、沖縄県宮古島市城辺の保良川ビーチ公園内にある、貝類を専門とする博物館です。この博物館は、地元出身の幸地和夫氏が館長を務めており、彼が長年の潜水士としての経験を通じて収集した、約12,000点（約6,000種）もの膨大な貝類のコレクションが展示されています。

開館の経緯

当初、幸地氏は自身の土地に私費で博物館を建設する計画を持っていましたが、当時の城辺町長の理解と協力により、町が観光の目玉として保良川ビーチ公園内に建設することを決定しました。その結果、1997年11月3日に宮古島海宝館は開館しました。建物は鉄筋コンクリート構造の1階建てです。

施設

館内には、様々な施設があります。

シェル・ミュージアム（世界の貝の資料館）: 世界中の貝類の標本を展示する施設です。美しい貝殻の数々を鑑賞できます。
海宝館マリン部シーブルーム: シーカヤック、体験ダイビング、シュノーケリングなどのマリンアクティビティを提供しています。宮古島の美しい海を体感できます。
貝細工工房: 貝殻を使ったアクセサリーや工芸品作りの体験ができます。旅の思い出にオリジナルの作品を作ってみてはいかがでしょうか。
レストラン: 食事を楽しめるレストランも併設されています。
竜宮の祠: 海の神様を祀る祠があります。
足湯: 2017年11月8日に開設された足湯は、城辺字保良にある「城辺ぱり鉱山」の天然ガスを利用しています。天然ガスを取り出す際に湧出する温泉を利用しており、地元の資源を有効活用した施設となっています。天然ガスは軽油と混合し、発電にも使われ、電気自動車の充電や海宝館の空調などに利用されています。この実証実験は2018年3月末まで行われました。

アクセス

宮古島海宝館へのアクセスは以下の通りです。

自動車: 平良港から約40分、宮古空港から約20分です。
電気自動車用充電器: 電気自動車用の急速充電器（25kW）も設置されており、電気自動車での来館も便利です。

宮古島海宝館は、貝類の展示だけでなく、マリンアクティビティや体験コーナーなど、さまざまな楽しみ方ができる施設です。宮古島を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。開館時間は9:00から17:00までで、年中無休で営業しています。

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