宮古島駐屯地

宮古島駐屯地について

宮古島駐屯地は、沖縄県宮古島市に位置する陸上自衛隊の駐屯地です。2019年3月26日に開設され、宮古警備隊をはじめとする部隊が駐屯しています。この駐屯地は、南西諸島における防衛体制の強化を目的として整備されました。

概要

駐屯地は、かつて千代田カントリークラブがあった場所を再利用して建設されました。開設当初は、離島警備部隊を中心とした約380名の隊員が駐屯していましたが、現在では約700名規模に拡大しています。駐屯地司令は宮古警備隊長が兼務し、駐屯地の管理業務は、開設当初は宮古警備隊後方支援隊が担当していましたが、2023年3月に新編された宮古島駐屯地業務隊に移管されました。

駐屯地の東部には、保良地区に射撃場と弾薬庫を備えた保良訓練場が整備され、一部施設は2021年4月までに運用が開始されました。また、2020年3月には、九州本土から高射特科部隊が移駐し、地対艦ミサイル部隊が新編されました。

沿革

2019年3月26日：宮古島駐屯地が開設。宮古警備隊が新編され、第444会計隊、第322基地通信中隊宮古派遣隊も新編。
2020年3月26日：第7高射特科群本部などが竹松駐屯地から移駐。第302地対艦ミサイル中隊が編成完結。第101特科直接支援隊第4直接支援小隊が新編。
2023年3月16日：宮古島駐屯地業務隊が新編。
2024年3月17日：第302地対艦ミサイル中隊が第7地対艦ミサイル連隊第2地対艦ミサイル中隊に改組。第101特科直接支援隊第4直接支援小隊を改編し、第102特科直接支援大隊第3直接支援中隊第2直接支援小隊が新編。

駐屯部隊

宮古島駐屯地には、以下のような部隊が駐屯しています。

西部方面隊隷下部隊
第15旅団
宮古警備隊
第2特科団
第7地対艦ミサイル連隊
第2地対艦ミサイル中隊
第2高射特科団
第7高射特科群
第7高射特科群本部
本部管理中隊
第346高射中隊
第307高射搬送通信中隊
西部方面後方支援隊
第102特科直接支援大隊
第3直接支援中隊
第2直接支援小隊（第2地対艦ミサイル中隊を支援）
第102高射直接支援大隊
第2直接支援中隊（第7高射特科群を支援）
中隊本部
整備小隊
第3直接支援小隊（第346高射中隊を支援）
西部方面会計隊
第444会計隊
西部方面システム通信群
第102基地システム通信大隊
第322基地通信中隊
宮古派遣隊
宮古島駐屯地業務隊

防衛大臣直轄部隊
警務隊
西部方面警務隊
第136地区警務隊
宮古派遣隊

関連情報

宮古島分屯基地: 航空自衛隊の施設で、宮古島駐屯地とは別の場所にあります。
奄美[[駐屯地]]: 同じく南西諸島に所在する陸上自衛隊の駐屯地です。
対馬警備隊: 同じく離島防衛を担う部隊で、対馬に駐屯しています。
南西航空方面隊 / 第9航空団: 航空自衛隊の部隊で、南西諸島の防空を担っています。
下地敏彦: 元宮古市長で、駐屯地用地の売却に関わる収賄事件で有罪判決を受けました。

外部リンク

【公式】宮古島駐屯地 オフィシャルサイト
陸上自衛隊-宮古島駐屯地 (@campmiyakojima2) - X（旧Twitter）

宮古島駐屯地は、南西諸島における防衛体制の要として、地域社会の安全に貢献しています。今後の活動にも注目が集まります。

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