宮城県第6区

宮城県第6区について

宮城県第6区は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区の一つで、1994年に公職選挙法の改正により設置されました。この選挙区は、主に気仙沼市、登米市、栗原市、大崎市の旧古川市および本吉郡から構成されていました。しかし、2022年に公職選挙法が改正され、この選挙区は廃止されることになり、すべての区域は宮城県第5区に移行しました。

選挙区の変遷

2017年から2022年の区域

2017年の改正により、本吉郡南三陸町が宮城県第5区に移り、選挙区は以下の地域となりました：

• - 気仙沼市
• - 登米市
• - 栗原市
• - 大崎市（旧古川市・岩出山町・鳴子町域）

2013年から2017年の区域

さらに、2013年の改正以降、旧古川市も第6区に含まれることが決まり、上記の地域はそのまま選挙区として設定されていました。

2013年以前の区域

1994年から2013年までの間は、以下の地域が選挙区に含まれていました：

• - 気仙沼市
• - 玉造郡
• - 栗原郡
• - 登米郡
• - 本吉郡

歴史と選挙

この選挙区は、小選挙区制度施行以降、唯一、再補欠選挙が実施された地域でもあります。これまでの選挙戦では、特に自民党と新進党の候補者間での競争が激しく、理事会や議席争いが繰り広げられました。特に有名な選挙戦の一つに、1996年の第41回衆議院議員総選挙がありました。この選挙では、自民党の菊池福治郎が新進党の大石正光にわずか651票差で勝利しました。しかし、その後菊池は長男の選挙違反問題によって議員辞職を余儀なくされました。

その後、補欠選挙では菊池の親戚である小野寺五典が当選し、新たな議員として活動を開始しました。この補選には大石も無所属で出馬しましたが、小野寺に敗れました。その後の選挙でも小野寺は議席を保持することができました。

小選挙区選出議員の選挙結果

選挙区が廃止される前の近年の選挙結果は以下の通りです。

• - 2021年：第1次岸田内閣のもとでの選挙では、25万3730人の有権者のうち、最終投票率は57.38%でした。
• - 2017年：第3次安倍改造内閣での選挙では、26万5726人の有権者に対して、55.27%の投票率が記録されました。
• - 2014年：第2次安倍改造内閣時の選挙では、27万8590人の有権者に対し、52.17%の投票率でした。

終わりに

最終的に、宮城県第6区は2022年の選挙区改編に伴い廃止され、歴史的な選挙区としての役目を終えました。今後は5区に統合され、新たな選挙区としての風景が広がることでしょう。

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