宮城県道・山形県道62号仙台山寺線

宮城県道・山形県道62号仙台山寺線は、宮城県仙台市太白区から山形県山形市に至る主要地方道です。この路線は、宮城県側の観光地である秋保温泉と、山形県側の観光地である立石寺（山寺）を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

仙台市と山形市は隣接していますが、両市を直接結ぶ県道はこの仙台山寺線が唯一です。しかし、県境付近には未供用区間が存在し、二口林道を迂回する必要があります。起点から赤石橋までの区間は、かつて国道286号だった名残で、当時の道路標識が一部残っています。宮城県内では名取川に沿って進み、秋保温泉や秋保大滝などの観光名所が点在しています。一方、山形県側の区間は山寺駅入口から林道入口まで約3kmと短く、道幅も狭い箇所があります。

路線データ

実延長（宮城県側）：26.9420 km
起点：宮城県仙台市太白区茂庭川添東
終点：山形県山形市山寺（山寺駅入口）
通行不能区間：約3.5km（二口峠展望台～二口林道分岐点）
未供用区間：仙台市秋保ビジターセンター入口～二口峠展望台

歴史

1982年（昭和57年）4月1日：主要地方道に指定
1993年（平成5年）5月11日：主要地方道として再指定

路線状況

重複区間：国道457号（仙台市太白区秋保町長袋町 - 秋保中学校前交差点）

地理

通過する自治体

宮城県：仙台市（太白区）
山形県：山形市

交差する道路

国道286号（起点）
宮城県道131号秋保温泉線・宮城県道160号秋保温泉川崎線
宮城県道132号秋保温泉愛子線
国道457号
山形県道19号山形山寺線（終点）

沿線の施設

秋保温泉
仙台万華鏡美術館
磊々峡
秋保大滝
立石寺（山寺）

未供用区間について

仙台山寺線には、二口峠付近に未供用区間が存在します。この区間は通行することができず、二口林道を経由する必要があります。二口林道は、自然豊かな景色を楽しめる一方で、道幅が狭く、カーブが連続する箇所もあるため、通行には注意が必要です。

まとめ

宮城県道・山形県道62号仙台山寺線は、仙台市と山形市を結ぶ重要な路線であり、沿線には観光名所も多く存在します。未供用区間の存在が課題ですが、二口林道を経由することで通行可能です。この路線を利用する際は、事前に道路状況を確認し、安全運転を心がけましょう。

もう一度検索