宮城県道・福島県道45号丸森霊山線

宮城県道・福島県道45号丸森霊山線

宮城県道・福島県道45号丸森霊山線は、宮城県伊具郡丸森町から福島県伊達市に至る主要地方道です。宮城県の最南端に位置する丸森町と伊達市の霊山町を結ぶ役割を担っていますが、県境に位置する笹ノ峠は現在、車両の通行ができません。

概要

この県道の沿線、特に丸森町筆甫地区では、巨大な岩塔が林立する独特の景観を見ることができます。自然の造形美が織りなす風景は、訪れる人々を魅了します。

路線データ

起点：宮城県伊具郡丸森町字大舘
終点：福島県伊達市霊山町掛田字日向前
総延長：X.X km（福島県側：12,969m）
重用延長：2,240m（福島県側：2,240m）
実延長：28,473m（福島県側：10,729m、宮城県側：17,744.0m）
自動車通行不能区間：福島県伊達市霊山町大字大石字笹ノ峠～峠下（1.524km）

歴史

1959年8月31日：福島県によって、前身となる県道丸森霊山線が県道路線として認定されました。
1982年4月1日：建設省告示第935号により、県道丸森霊山線、丸森梁川線の一部、梁川霊山線の一部が主要地方道丸森霊山線として指定。福島県によって現在の県道路線と路線名が認定されました。
1993年5月11日：建設省から、県道丸森霊山線が主要地方道として指定されました。
2012年：国道113号舘矢間バイパスの開通に伴い、旧道の一部区間が当県道に降格しました。
2019年10月13日：令和元年東日本台風により、宮城県側の区間を中心に甚大な被害を受けました。
2022年9月22日：丸森橋が公益社団法人土木学会により「令和4年度選奨土木遺産」に認定されました。
2022年9月30日：災害復旧工事が完了し、約3年ぶりに全面通行止め規制が解除されました。

路線状況

重用路線：福島県道31号浪江国見線（伊達市霊山町大石字院主 - 同市霊山町大石字鳥居）

道路施設

丸森橋
竣工：1929年
丸森町の起点付近で阿武隈川を渡ります。戦前に建設されたプラットトラス道路橋として、宮城県内で唯一現存する貴重な橋梁です。石張りの橋脚も特徴的。元々は国道113号の一部でしたが、舘矢間バイパス開通に伴い、当県道に編入されました。
阿久津橋
全長：28.6m
幅員：7.8m
竣工：2004年
伊達市霊山町大石字平にて祓川を渡ります。上下対向2車線で、歩道は設置されていません。
丹鶴橋
全長：51.5m
幅員：8.0m
竣工：1957年
伊達市霊山町中川に位置し、広瀬川を渡ります。上下対向2車線で、歩道はありません。東詰で福島県道149号と合流します。
下河原大橋
全長：36.6m
幅員：9.2m
竣工：1972年
伊達市霊山町掛田に位置し、小国川を渡ります。上下対向2車線で、下り線側に歩道が設置されています。

地理

通過する自治体以下の通りです。

宮城県：伊具郡丸森町
福島県：伊達市

交差する道路

丸森町内
国道349号（起点）
宮城県道101号丸森梁川線
宮城県道102号平松梁川線
県境部：通行不能（笹ノ峠周辺）
伊達市内
福島県道31号浪江国見線（浪江方面、国見方面）
福島県道149号月舘霊山線
福島県道122号梁川霊山線
国道349号掛田バイパス（終点）

沿線施設

丸森町立丸森中学校
蔵の郷土館・斎理屋敷
七十七銀行丸森支店
啓明宮城小学校
宮城県伊具高等学校
国民宿舎あぶくま荘
丸森町立不動尊公園キャンプ場
丸森町立筆甫小学校
角田警察署筆甫駐在所
福島県立霊山自然公園
霊山
霊山神社
霊山郵便局
伊達市立霊山中学校

関連項目

宮城県の県道一覧
福島県の県道一覧

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