宮城県道25号岩沼蔵王線

宮城県道25号岩沼蔵王線

宮城県道25号岩沼蔵王線は、宮城県岩沼市と刈田郡蔵王町を結ぶ主要地方道です。この道路は、地域の交通を支えるだけでなく、観光やレジャーにおいても重要な役割を果たしています。

概要

岩沼市相の原（国道4号交点）を起点とし、柴田町、村田町を経由し、東北自動車道村田IC付近を経て蔵王町向山（国道4号交点）に至ります。特に、村田町の宮城県道31号との交点から宮城県道・山形県道12号との交点までの区間は、仙台方面からみやぎ蔵王や遠刈田温泉へ向かう観光客にとって利用頻度の高いルートとなっています。また、姥ヶ懐までの区間は、東北自動車道からスポーツランドSUGOへのアクセス道路としても機能しています。

大師姥ケ懐道路

東日本大震災からの復興事業として、岩沼市志賀字新深田から村田町大字小泉字北姥ケ懐までの3.7km区間において、「県道岩沼蔵王線改築工事（大師姥ケ懐道路）」が実施されました。この工事では、幅が狭く、見通しの悪い峠道を改良し、新たに全長1,285mの「志賀姥ヶ懐トンネル」が建設されました。2012年度から事業が開始され、2016年6月4日に着工式が行われ、2019年12月21日に開通しました。また、このトンネルには、宮城県企業局が運営する仙南・仙塩広域水道用水供給事業における上水道の連絡管も併せて整備され、震災時に送水が停止した県南沿岸部へのバックアップ体制が強化されました。

路線データ

総延長：31.9km
実延長：25.7303km
起点：岩沼市相の原
終点：蔵王町向山

歴史

1993年5月11日：建設省（現国土交通省）により、県道岩沼蔵王線が主要地方道に指定。
2019年12月21日：志賀姥ヶ懐トンネルが開通。

重複区間

宮城県道14号亘理大河原川崎線：村田町末広町 - 村田町小池
宮城県道12号白石上山線：蔵王町永野農協前 - 蔵王町宮

通過する自治体

岩沼市
柴田郡
柴田町
村田町
刈田郡
蔵王町

主な交差する道路

国道4号岩沼バイパス（岩沼市相の原二丁目）（起点）
宮城県道124号岩沼停車場線（岩沼市中央二丁目）
宮城県道39号仙台岩沼線（岩沼市小川）
宮城県道31号仙台村田線（柴田郡村田町大字村田）
宮城県道14号亘理大河原川崎線（柴田郡村田町大字村田）
宮城県道52号亘理村田蔵王線（刈田郡蔵王町大字塩沢）
宮城県道12号白石上山線（刈田郡蔵王町大字円田 - 刈田郡蔵王町宮）
宮城県道115号蔵王大河原線（刈田郡蔵王町大字円田）
国道4号（刈田郡蔵王町向山）（終点）

沿線の施設

岩沼市立岩沼北中学校
姥ケ懐民話の里
円田郵便局
* 宮郵便局

まとめ

宮城県道25号岩沼蔵王線は、地域住民の生活を支えるとともに、観光客にとっても重要な役割を担う道路です。特に、志賀姥ヶ懐トンネルの開通により、交通の利便性が向上し、地域間の連携がより一層強化されることが期待されます。

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