宮崎科学技術館

宮崎科学技術館

宮崎科学技術館は、宮崎県宮崎市に位置する市立の科学館で、愛称は「コスモランド」と呼ばれています。この施設は、1987年に開館し、主に天文学に焦点を当てており、訪れる人々に科学技術や宇宙への興味を持ってもらうことを目的としています。宮崎中央公園の敷地内に佇むこの館は、世界最大級のプラネタリウムを併設し、屋外にはH-Iロケットの実物大模型が展示されています。

施設の概要

宮崎科学技術館は、特に子どもたちに向けて科学と宇宙の素晴らしさを体験させることを目的に設立されました。管理・運営は、宮崎市によって指定された公益財団法人宮崎文化振興協会が行っています。館内は、地学や天文学をテーマにした多彩な展示室があり、訪れる人々は様々な科学体験を通じて、科学の楽しさを体感することができます。

プラネタリウム

館の3階には、九州一の大きさを誇る27メートルのプラネタリウムドームがあります。ここでは、「世界最大級」のプラネタリウム番組が投影され、星空の生解説も行われています。特に晴れた夜空を模した投影は、多くの来館者に感動を与えています。星座や天体についての知識を深める貴重な機会となっており、家族連れや学生たちにとっても魅力的なアトラクションです。

展示室

展示は1階と2階に分かれており、地学と天文学に特化したテーマがあります。展示コーナーには、「太陽の都市・みやざき」「生きている地球」「宇宙への夢」「科学のふしぎの国」「先端技術の世界」「エネルギーランド」といった各種テーマが用意されています。

特に注目すべきは、1階に展示されているアポロ月着陸船「イーグル号」のレプリカやジェミニ宇宙船の展示です。さらに、技術試験衛星「きく5号」の実物も見ることができます。これらの展示は、宇宙開発の歴史や技術の進歩を学ぶ素晴らしい材料となります。

2階には「映像科学の最先端」をテーマにしたゾーンがあり、世界に一台しかない「4DVR Techno EGG」を常設展示しているのも見所です。この体験型展示は、視覚と聴覚だけでなく、触覚や動きも組み合わせた新しい形のエンターテインメントで、科学と技術の融合を体感できることから、特に人気があります。

利用案内

宮崎科学技術館の開館時間は、午前9時から午後4時30分までで、入館は午後4時までとなっています。毎週月曜日は休館日とされており、祝日や休日の翌日も休館となります。また、年末年始は12月29日から翌年1月3日まで休館します。

館へのアクセスはJR宮崎駅から徒歩で約2分、宮崎交通バスの「宮崎駅」バス停からも徒歩2分で到着します。駐車場も完備されており、40台分のスペースがあります。

科学技術に対する興味を育む宮崎科学技術館は、家族連れや学生、科学愛好者にとって必見のスポットとなっています。訪れることで、宇宙の神秘や科学の楽しさを新たに発見できることでしょう。

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